時事マラソン

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国際

「再生可能エネルギーが高い」日本だけ? 太陽光発電、世界でコスト9割減

「原発は安く、再生可能エネルギーは高い」、そう今日まで思ってきましたが、そんな常識は過去ものだと言い切られてしまいました。 米南部ジョージア州アトランタに住む老夫婦2人の8月の電気代が何と618ドル(約9.8万円)。前年同月比の2倍に跳ね上がった理…

アルゼンチンのミレイ大統領、G20議論かく乱 トランプ氏に共鳴

この時事マラソンでも取り上げている、アルゼンチンのミレイ大統領。リバタリアン(自由至上主義者)を自称するミレイ氏は、米大統領選後にトランプ氏と会談した「唯一の首脳」として脚光を浴びましたが、次はブラジルでのG20サミットで「ひと暴れ」しました…

イスラエルが誘う戦火の泥沼 対ハマス・ヒズボラ暗殺に込める思惑

イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスの紛争ですが、ロシア・ウクライナ戦争とはまた違ったややこしさで、緊迫度を増しています。 ここ最近に起きた2つの暗殺。7/31にハマスの最高指導者ハニヤ氏が、イランの首都テヘランで殺害されたのが1つ。ハニヤ…

「営業利益」ルール統一 国際会計基準、比較しやすく

世界の企業で普及している国際会計基準(IFRS)で、本業のもうけを示す「営業利益」の計算ルールが2027年度から統一されます。 IFRSは世界の上場企業約3万社で採用されている会計基準で、日本企業で採用している東証上場会社は、トヨタやソニー、日立などグ…

ロシアと北朝鮮が殺す2つの秩序 中国とも距離

ロシアのプーチン大統領が北朝鮮を訪れ、包括的な協力を規定する新条約を締結すると合意しました。具体的なところはよくわかりませんが、「軍事から経済まで」ということのようで、どちらかが攻撃された場合の相互支援を規定したようで、金総書記は「同盟関…

アルゼンチンは変わるか 異色のミレイ大統領が大ナタ IMFも賛辞

この時事マラソンでも何度か取り上げているアルゼンチンのミレイ大統領。10日で就任後半年を迎えました(もうそんなに経ったんですね)。 大統領就任時は、3桁台を記録するインフレ率や貧困層の増加など瀕死の状態でしたが、ショック療法と銘打つ厳しい緊縮…

メキシコ、初の女性大統領誕生 対米・通商・移民に難題

メキシコ大統領選挙が2日投開票され、クラウディア・シェインバウム前メキシコシティ市長が当選を確実にしました。 メキシコに女性大統領が誕生するのは初めてで、10月に就任します。メキシコでは「マチスモ」という男性優位主義が根強いですが、今回の大統…

受刑者の再犯防止、国連で指針作り 日本が主導

国連やG7などの多国間外交の場で受刑者の再犯防止や社会復帰の問題が注目されているそうです。 再犯防止策に関心が高まるのは、アメリカなど各国で再犯率の高い薬物犯罪が問題になっているからです。薬物を生産したり仲介したりする供給側の解体ももちろん重…

アップルカー撤退 巨人も屈したEVの壁 中国に利する南風

アップルのEV車開発からの撤退のニュースには驚きました。今回の決断にはいろいろな理由があると思います。テスラのイーロン・マスク氏が、アップルに脅威を感じていたのと同時に、その道のりが厳しいことも予言していたと記事にあり、なかなか興味深いです。…

上川外相ウクライナ訪問、無人機検知へ54億円拠出

上川外相は7日、ウクライナを訪問し、首都キーウでクレバ外相と会談、共同記者発表では、ロシアによる相次ぐミサイルや無人機を使った攻撃を強く非難し、NATOの信託基金に新たに3700万ドルを供出、これを通じてドローンなどの動きを把握する「対無人航空機検…

ブラジルG20議長国に 新興国の求心力向上を狙う

新年明けましておめでとうございます。今年も時事マラソンをよろしくお願いします! 新年早々、日本では能登半島沖地震と羽田空港での衝突事故が連日起こり、大変なスタートとなりました。世界に目を向けると、今年は選挙イヤー。13日の台湾総統選を皮切りに…

楽観覆う世界株高 23年時価総額、ピーク9割に回復

2023年の世界の株式時価総額は米国をけん引役に2021年11月につけたピーク(120兆ドル)の9割水準まで回復しました。 東京株式市場は昨日29日に今年最後の取引を終えました。日経平均株価の終値は3万3464円となり、33年ぶり高値圏に到達、23年の上昇率は3割弱…

危機の連鎖、広がる懸念 大戦の失敗に学ぶ

2023年も残り1週間。各紙に新年の展望記事が見られるようになりました。 今日の日経朝刊1面の『展望2024』は国際情勢、ウクライナについて書かれています。 先週も取り上げましたが、ロシアへの反攻がなかなか思うように進まず、ウクライナをめぐる戦況は大…

中南米の新元首、伝統政党外から続々 SNS駆使し支持拡大

中南米で伝統的な政党以外から国家元首が誕生しています。この時事マラソンでお馴染みのアルゼンチンのミレイ大統領(53歳)やエクアドルのノボア大統領(36歳)が代表格で、彼らは伝統的な政党からではなく、いわばアウトサイダーとしてトップに上り詰めま…

アルゼンチン、ミレイ新大統領就任 右派に政権交代

アルゼンチンで10日、経済学者出身のハビエル・ミレイ氏が大統領に就任しました。4年ぶりに左派から右派への政権交代となります。 ミレイ氏は宣誓式後に議会前の屋外で「長い衰退の歴史を終わらせる。きょうから国の再建が始まる」と改革への意欲を示す演説…

アルゼンチンと日本

12/10にアルゼンチンで、ミレイ新大統領が誕生します。ミレイ氏の人となりは何度か時事マラソンでも取り上げてきたので、はちゃめちゃな政策などはすっかりおなじみです(笑) そのアルゼンチンと日本が、そろって話題となったコメントが紹介されています。…

アルゼンチン大統領にミレイ氏 右派政権、米と関係改善へ

南米アルゼンチンの次期大統領に右派のハビエル・ミレイ下院議員が決まりました。 ミレイ氏は53歳、自由市場主義(リバタリアニズム)を信奉している経済学者で、選挙活動では「自由万歳、この野郎」を決まり文句にしてきました。さすがリバタリアン、飼い犬…

中国重視か米国シフトか アルゼンチン大統領選、19日決選投票

時事マラソンでも何度か取り上げているアルゼンチンの大統領選。現職のフェルナンデス氏が世論調査で不人気で、与党内でも支持が広がらず再選を断念し、新大統領が誕生することになります。10/22に1回目の投票が行われ、得票率約37%で首位だったマサ氏と、約…

国際世論のイスラエル支持、元首相「あと1週間で失う」

パレスチナ自治区のガザにイスラエル軍が攻撃を続けています。 そもそもは、ガザを実行支配しているイスラム組織ハマスがイスラエルを急襲し、多くの人質を拉致するなどの凶行に及んだことが原因ですが(さらに「そもそものそもそもはガザへの圧政が…」と話…

バイデン米大統領、イスラエルがガザ再占領なら「間違い」

パレスチナのイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃について、アメリカがどう動くのかに個人的に注目していました。 バイデン米大統領は、15日放送のCBSテレビのインタビューで次のように語りました。まずは、ハマスが実効支配するパレスチナ自…

イスラエル、奇襲許した3つの隙

イスラエルとイスラム武装組織ハマスとの戦闘が日に日に激しさを増しています。中東は利害が対立する国が多く、複雑に絡んでおり、なかなか理解するのが難しいです。いろんな情報を整理して、理解を深めている最中ですが、最初から私が思っていたひとつの「…

あすの天気は人工雨  「雲」争奪戦、新たな国家間の火種

いよいよここまで来たか、という感じです。 メキシコでの取り組みが記事で紹介されています。メキシコは2019年の干ばつで起きた農作物の生産被害を踏まえ、国防省や農業・農村開発省が主導して2020年に人工降雨の国家的な計画を始めました。この3年ほどで飛…

グローバルサウス、G20の主役を狙う インド首相「声強める」

10日に閉幕したG20。これまでは「G7をけん制する中国のアピールの場」みたいな感じでしたが、前回はインドネシア、今年はインド、来年はブラジル、そしてその次は南アフリカが議場国と、すっかりグローバルサウスの存在感が高まるグループになってきました。…

BRICS、「恨み」が共通軸 権威に憧れや承認欲求も

ちょっと長めフィナンシャルタイムズの記事です。なかなか面白い考察でしたが「それを言っちゃあ、おしまいよ」的な内容でした。 先日BRICS首脳会議が南アフリカで開催され、サウジアラビアやイランなど6か国が新たにBRICSに参加することが決まりました。こ…

プリコジン氏暗殺の見方、ワグネル幹部らも同乗

ついにというか、やっぱりというか、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者のエフゲニー・プリコジン氏の乗った小型ジェットが、ロシアのモスクワ北西部に墜落し、ワグネル幹部ら乗客10名全員が死亡た模様と伝えられました。今年6月にモスクワに向けて進軍す…

英「AIサミット」中国招待へ G7優先の日本は難色

「ChatGPT」など生成AIの普及を受け、犯罪への悪用や偏見の助長といったリスクの抑制を協議する「AI安全サミット」。AI安全サミットは、スナク英首相が6月のバイデン米大統領との首脳会談の際に打ち出したもので、各国政府やハイテク企業の関係者、研究者ら…

BRICS首脳会議が開幕、参加国拡大議論へ

BRICSを形成するブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5か国が22日、南アフリカのヨハネスブルグで首脳会議を開きます。対面のBRICS首脳会議は2019年以来4年ぶり。グローバルサウスと呼ばれるアフリカなどの新興国・途上国の声を結集する場となるこ…

日本の電気料金はG7中4位 1年で3割高、家計負担重く

G7の2022年の家庭向け電気料金を比べたところ、天然ガス輸入国のイタリアや英国は日本より負担が1.4倍ほど重く、消費者物価が高止まりしていることが分かりました。 まずイタリアですが、21年比で+40%上昇の13083円。原子力発電がなく、電源構成の5割弱が天…

アルゼンチン大統領予備選、リバタリアンの極右ミレイ氏がトップ

珍しく南米はアルゼンチンを取り上げます。南米アルゼンチンで13日、大統領選の予備選挙が実施され、極右のハビエル・ミレイ下院議員が首位に立ちました。年率100%を超えるインフレにあえぐアルゼンチンですが、同氏の過激な主張に国民の支持が集まりました…

TPPに英加盟 「次」見通せず、自由貿易の拡大難路

TPP加盟11か国は16日、ニュージーランドでの閣僚会合で英国の参加を正式承認しました。発足以来初の新規加盟国で、「環太平洋」ではない欧州の国との連携は新局面を迎えます。 英国が加盟申請した21年2月から、英国の加盟は時間の問題とされてきました。問題…