時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

稲盛和夫氏、独自の「アメーバ経営」 JALやKDDIで結実

京セラ創業者の稲盛和夫氏が24日、老衰のため亡くなりました。90歳でした。 鹿児島市出身で、会社員を経て1959年に京都セラミック(現在の京セラ)を創業。京セラの事業領域は電子部品、太陽電池、事務機器などに広がり、連結売上高は2兆円に迫る大企業を作…

DMG森精機、創業地・奈良「技の総本山」

今関西では、奈良がアツいです。 工作機械世界最大手のDMG森精機が、創業地である奈良県で拠点の拡充や新設を進めています。このほど奈良市内の開発拠点を本格稼働し、ロボットや自動搬送装置などと組み合わせて複数工程を集約する技術開発を加速。グループ…

TICAD、対中国の舞台 岸田首相「成長の質」協調

チュニジアの首都チュニスで27、28両日に開催したアフリカ開発会議(TICAD8)が終了、日本が中国へ対抗する舞台となりました。 岸田首相が表明した支援額は3年間で官民あわせて300億ドルと、中国が21年の中国・アフリカ協力フォーラムで示した400億ドルを下…

日本電産、「ポスト永守」リスク増す 関社長が退社へ

えーっつ?という気持ちと、やっぱり…という気持ちの半々でした。 日本電産の社長兼最高執行責任者(COO)である関潤氏の退任方針が25日、明らかになりました。日産自動車で副COOを務めていた関氏が20年1月に入社。4月からは社長になり、「即断即決、トップ…

公明党、反撃能力は「日本へ攻撃後」抑止力強化に懸念

国の安全保障戦略の改定に向け、動き出しています。日米同盟で攻撃能力はほぼアメリカに依存してきましたが、他国がアメリカの軍事的な介入意欲が低いと思い込めば、日本を安心して攻撃できる状況が生まれます。それでは困るということで、政権与党の間で制…

共通テスト、12月に前倒し実施を

日本私立大学連盟(私大連)会長を務める田中愛治早稲田大総長が、大学入学共通テストの実施時期を12月に前倒しして、私立大が利用しやすくすべきだと提言しているという記事を取り上げます。 なぜかというと、文系と理系の融合にまずは入試を対応させたいと…

中国・太陽光メーカー、投資競争過熱 原発340基分新設

これほどまでになっているんだと大変驚きました。中国の太陽光発電メーカー各社が増産投資を競っています。カーボンニュートラル(温暖化ガスの排出実質ゼロ)を宣言した中国・国内外の需要増に加え、これまではコスト競争力に優れるp型のセルが主流だったの…

ラトビア外相、中国の経済枠組みから脱退

5段ほどの小さい記事ですが、目を引きました。バルト3国の一角であるラトビアが先日、中東欧など16か国と中国でつくる「16+1」から、隣国のエストニアと共に脱退をすることを表明しました。 「16+1」は、中国の「一帯一路」構想の欧州への足掛かりとして2012…

アジア開発銀行、中国への支援終了検討へ 総裁が表明

アジア開発銀行(ADB)の浅川総裁は日本経済新聞のインタビューに答え、中国への新規融資を終える検討を2023年に始めることを明らかにしました。 ADBは1966年に発足し、本部はフィリピンの首都マニラにあります。日本とアメリカが15.7%ずつ出資しており、歴…

米共和チェイニー氏、予備選大敗 反トランプは苦境鮮明

11月の米中間選挙での西部ワイオミング州の共和党候補を決める16日の予備選で、現職のリズ・チェイニー下院議員が大敗を喫しました。チェイニー氏は56歳。ブッシュ政権の副大統領としてイラク戦争を主導するなど絶大な影響力を持ち、「史上最強の副大統領」…

「いつも通りやなあ」 大阪桐蔭、王者の強さ詰まった好走塁

昨日、今夏初めて甲子園に行き、大会第11日、3回戦の第4試合、大阪桐蔭vs二松学舎大付の試合を観戦してきました。 史上初の3度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭高校は、初戦の旭川大高戦は苦戦しましたが6-3で勝利。2回戦の聖望学園戦は19-0と大勝し、昨日の3回戦…

プロ野球、コロナの時代の球団経営 球場の有無で明暗

新型コロナウイルスによる入場規制が3年ぶりに撤廃された今季、観客動員は史上最高を記録した2019年の8割近い水準まで回復してきましたが、2年間のコロナ禍は球団経営にどれほどの打撃をもたらしたのか。各球団の決算公告を参考に、振り返った記事を取り上げ…

大学入試、偏差値時代終幕の足音 推薦・総合型が過半に

受験地獄といわれた入試環境が18歳人口の減少で激変し、偏差値で大学が序列化される時代が終わろうとしています。 年明けの一般入試を待たずに、年内入試で合格を決める、「推薦・総合型」が受験生の半分を占めるようになってきました。推薦型とは、大学の付…

行政DX 加速へ再起動 内閣改造、デジタル相に河野太郎氏

岸田首相は10日の内閣改造でデジタル相に河野太郎氏を起用しました。経済安全保障相には高市早苗氏が就き、2021年9月の自民党総裁選を首相と争った両氏が力を注いできた分野の閣僚に据えた人事は、次の総裁選出馬に向け、切磋琢磨してほしいふたりです。 特…

改造内閣は改革の具体化と実行を急げ

第2次岸田改造内閣が10日に始動しました。経験や専門性を重視した手堅い布陣といえると社説にはあります。個人的には、わりといい印象を持っています。 相変わらず若い人は少ないし、女性もふたりしかいない。先日「入閣待機組」について触れましたが、100歩…

ワークマン、ブロガーら100人起用 PBの50%を共同開発

ワークマンがプライベートブランド(PB)の強化に、同社の商品を愛用するユーチューバーやブロガーを起用していますが、さらに力を入れていくようです。 現在、PBに占めるアンバサダー商品の比率は品目ベースで3分の1。これを25年3月期までに50%に増やし、ア…

「入閣待機組」80人 どう処遇 明日内閣改造

岸田首相が10日に断行する内閣改造。自民党内には「入閣待機組」といわれる議員が80人ほどいます。入閣待機組は衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験がない議員を指すことが多いようで、日本経済新聞社の調べによると衆院で50人ほど、参院でおよそ30…

品質不正を止めるのは経営の責任だ

製造業で品質を巡る不正が後を絶ちません。排ガスの試験データを改ざんするなどした日野自動車、樹脂の認証試験を欺いた東レ、そして広範な事業に不正が及ぶ三菱自動車など、どの会社も日本を代表する大会社ばかりです。 これらの事例には共通点があると社説…

ペロシ米下院議長と台湾有事 日本、乏しい自衛の意識

中国人民解放軍が台湾周辺の6カ所の空・海域で実施する軍事演習が4日始まりました。 期間は7日まで4日間。演習エリアは沖縄県の与那国島や波照間島からわずか60キロメートルの距離に設定され、中国軍が発射した弾道ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)に…

挑発いなせぬ「脆き大国」 中国、ペロシ氏台湾訪問に猛反発

月曜日の時事マラソンで、ペロシ米下院議長の訪台に触れ、「行くも行かないも悩みどころ」と書きましたが、結局は「行く」を選びました。結果論ではありますが、後から考えると「まあ行くだろうな」という感じです。 ペロシ氏は82歳。対中政策では強硬派で知…

追悼演説の奥深さ

国会の「追悼演説」には名演説が多い。一人の政治家の生涯を歴史に刻もうと、党派を超えて選ばれた演説者が真摯(しんし)に言葉を練り上げるからだろう。生い立ちから政治を志すきっかけを丹念にひもとき、取り組んだ政策や知られざる交友関係などを語り尽…

アップル「酔わない車」で異世界へ

アップルが自動車に関心があるのは周知の事実ですが、何と「酔わない車」の開発を進めているとか。この見出しを見て驚きました。 これから自動運転が当たり前になって来れば、窓から景色を眺めたり、ラジオや音楽を聴いていた車内での時間の過ごし方が大きく…

米下院議長、台湾訪問に言及せず アジア歴訪を正式発表

ペロシ米下院議長は7/31、議員団を率いて、日本、韓国、シンガポール、マレーシアでハイレベル会合を開くとツイッターで明らかにしました。それだけならな何てことないニュースですが、台湾を訪問するかどうかが大きな焦点になっています。訪台案を巡っては…