2日続けての「インドネシア」です。
昨日8/17はインドネシアの81回目の独立記念日。インドネシアで最も重要で大切にされている日です。終戦の2日後に独立を宣言しました。その独立記念日の式典ですが、今年も開発中の新首都ヌサンタラでは開かれず、2年連続ジャカルタ開催となりました。
2019年にジョコ前大統領が、ジャカルタに集中する人口や経済を分散させ、環境負荷の軽減や地方の活性化のため、首都をカリマンタン島東部のヌサンタラに移転する計画を打ち出します。2024年8/17、ジョコ政権最後の独立記念日の式典は、何とかギリギリ完成させたヌサンタラの大統領宮殿をメイン会場に実施しました。
それから2年。記事にある動画も見ましたが、都市機能はかなり拡充されています。建物自体は相当できています。ユニークなデザインの巨大モスクや総合病院、学校など生活インフラも整いつつあり、観光客もいるようです。
しかし、肝心の「人」があまりいません。昨日触れました「学校給食無料事業」など、プラボウォ現大統領の目玉政策への予算を拡充させており(それでも当初よりは減らしていますが)、首都移転の優先順位が大幅に下がっているからです。当初は24年7月から本格化する予定だった公務員の移住も延期が続き、現在は行政機関ヌサンタラ庁の職員ら2000人規模にとどまります。市内の省庁の建物や公務員住宅は閑散としているそうです。
2028年には政治機能をヌサンタラに移転する方針をプラボウォ氏は示しますが、ジャカルタの大統領宮殿の敷地内に新庁舎を建設する計画を明らかにするなど、言っていることとやっていることがあべこべ。「住人なき巨大都市」はどうなっていくんでしょうか。

