時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

正常化50年機に世界の中の日中関係探れ

田中角栄と周恩来による歴史的な日中共同声明の署名から29日でちょうど50年経ちましたが、両国の関係は冷え込んでいます。都内のホテルで開かれた記念レセプションは盛り上がりに欠け、岸田首相は参加せず、安倍元首相の国葬に参列した万鋼・全国政治協商会…

インドネシアEV市場、中韓2強が覇権争い 低価格、後発でも成長

最初に見出しを見た時、「これは困った話だなと」と思いましたがすぐに「まあそうよな」と思ってしまいました。 インドネシアの自動車市場の将来性は相当有望です。同国の人口は2億7000万人で世界4位につけ、今後も増加が予測されます。アイルランガ経済担当…

国葬への批判踏まえ、丁寧な政権運営を

今日はさすがにこれを取り上げざるを得ません。安倍元首相の国葬についてです。昨日、都内の日本武道館で、ハリス米副大統領など海外の要人も多数参列し、とにかく大きな事故なく行われたことはよかったと思います。 ただ、今回の国葬を終えるにあたって、岸…

メローニ氏、現実路線で「過激派」イメージ払拭

日本などと同じく男性の政治家たちが牛耳ってきたイタリアの政界で、初の女性宰相が誕生しそうです。 25日投開票されたイタリアの議会選挙で右派連合の勝利が確実になりました。その右派連合とは「イタリアの同胞(FDI)」「同盟」「フォルツアイタリア」の3…

土俵違いのテスラ躍進 非常識にこそ革新の芽

テスラの躍進は目を見張るものがあります。 博覧強記で国内外に広い人脈を持った日立製作所の会長で、経団連の会長も務めた故中西宏明さんも懐疑的に見ていたテスラですが、テスラの生産能力は今や年200万台規模と、ドイツのメルセデス・ベンツグループやBMW…

岩盤なき岸田首相の針路、支持率急落の「光明」

日経の世論調査で、岸田内閣の支持率は8月から14ポイントも下がり43%でした。参院選に圧勝し、これからしばらくは国政選挙がない「黄金の3年」を得たと言われていましたが、一寸先は闇とこの記事にはあります。 支持率低下の原因ははっきりしていて、安倍元…

良品計画、エアビーと連携 全国の空き家を再開発

「無印良品」を展開する良品計画は、米エアビーアンドビー日本法人と、遊休不動産の再開発に関する包括提携を結びました。 全国の空き家や商店街の空き店舗などを共同で宿泊施設として再開発し、リノベーションやインテリアコーディネートを良品計画が手掛け…

ダイキン、中国部品使わずエアコン生産 有事に備え

ダイキン工業は、2023年度中に有事に中国製部品がなくてもエアコンを生産できるサプライチェーンを構築します。 これまで日本企業はコスト競争力の高い中国に生産拠点や部品調達先を集中させてきました。財務省によると、中国からの20年の輸入額は17兆円と全…

DMG森精機、最大級の太陽光 自家消費用で三重に

DMG森精機は、2025年、三重県伊賀市の拠点に、出力が1.3万キロワットと自家消費向けでは国内最大級になる太陽光発電設備を導入します。 同社は外部からCO2排出権や再生可能エネルギーで作られた電気を購入することなどにより、事業活動に伴うCO2排出をすでに…

J1初の女性主審 山下良美さん

めちゃくちゃ小さい記事ですが、大きな一歩です。 昨日、雨中の国立競技場で行われたFC東京vs京都戦で、J1史上初めて女性審判が主審を務めました。文字通り、日本サッカー界の女性主審の先駆者でもある山下良美さん、36歳。 彼女が歩いた道はほぼ「史上初」…

エリザベス女王、チャーチルの教え守り政権の「相談役」

8日に亡くなった英国のエリザベス女王。約70年の在任期間中に15人の首相を任命しました。最後の15人目となったのが、亡くなる2日前に任命されたトラス新首相でした。エリザベス女王が過去の14人の首相にはできて、トラス氏にはできなかったことが「女王への…

旧統一教会問題招いた政治家の無関心 政治と宗教「共通善」目指せ

宗教にあまりに無関心な政治家が、教義や世界観にあまり頓着せず、選挙応援など実利面を評価して関係を結ぶ。宗教学者の島薗進氏は、そうした姿勢が「社会的にさほどの支持も得られていない宗教団体が大きな影響力を持ち、国民生活にも累を及ぼす一因になっ…

ヤクルト村上宗隆、圧巻の2発で王に並ぶ55号

ヤクルトの村上宗隆内野手が昨日、神宮球場で行われた巨人戦で1964年の王貞治に並ぶ日本選手シーズン最多の55号本塁打を放ちました。 ここのところ2試合ノーヒットが続き、前日はDeNAのエスコバーの155キロを太ももにぶつけられ途中交代するなど心配していま…

米国の難関ミネルバ大、日本を訪問地に追加検討

2014年秋開校から丸8年。全寮制で学生が世界7都市を移動しながら授業はすべてオンライン。各都市での実地課題解決学習を学ぶなど、ユニークな教育手法で知られる米国のミネルバ大学が学生数を3.5倍に増やすとともに、日本を訪問地に加えることを検討している…

国に仕えた無私の精神 エリザベス女王死去

英国のエリザベス女王がなくなったニュースは、安倍元首相が銃弾に倒れたニュースとはまた違った驚きがありました。 御年96歳。在位は何と70年余り。第二次世界大戦と現代との最後のつながりのひとつと記事にありますが、まさにその通りです。チャーチル首相…

自民半数に教団浸透 旧統一教会衆参議員調査

自民党が旧統一教会との接点調査結果を公表し、教団側の党内への浸透ぶりがあらわになりました。接点があった179人は同党議員の半数近くに及びます。安倍元首相の国葬と旧統一教会のダブルパンチを受けている岸田政権と自民党。幕引きを早くしたいでしょうが…

IPEF14か国 半導体や医療物資融通、中国を念頭に

アメリカ主導の新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の形が少しずつ見えてきました。バイデン大統領の提唱で5月に発足し、日米韓豪印、インドネシア、シンガポールなどで構成されており、今日から2日間かけてロサンゼルスで対面による初の公式閣…

インドネシア国際イスラム大学 民主主義との共存を探求

インドネシアで最も新しい国立大学として、昨年2021年に開学したインドネシア国際イスラム大学。 世界のイスラム教の信者がキリスト教信者を超える日も近い中、王族や宗教指導者らを中心とした権威主義が強いイスラム諸国が多いですが、イスラム教と民主主義…

英次期首相トラス氏、こんな人

英与党保守党は、ジョンソン首相の後任を選ぶ党首選の結果、リズ・トラス氏を新党首に選びました。今日、エリザベス女王の任命を受けて、正式に首相に就任します。 トラス氏は47歳。サッチャー氏、メイ氏に続く同国史上3人目の女性首相となります。当初、議…

日米「統合抑止」への変革 日本、台湾有事にらみ概算要求拡大

週をまたいで2回連続、日本の防衛費について今朝の朝刊1面の記事を取り上げます。表題にもある「統合抑止(Integrated Deterrence)」は、日米で進む外交・安全保障戦略すり合わせのキーワードだそうで、今年5月の日米防衛省会談でオースティン国防長官が促…

防衛論にまっとうな保守主義を

日本の防衛費についての記事です。日本の来年度の防衛予算は概算要求で過去最大の5兆5947億円。GDP比でちょうど1%ぐらいですが、補正予算の上積みが今年もありそうで、昨年が7700億円だったのでそれも足すと、6兆円は超えそう。そのくらいのボリュームです。…

冷戦終結の立役者 ゴルバチョフ元大統領死去

旧ソ連最後の最高指導者ミハイル・ゴルバチョフ氏が8/30、モスクワ市内の入院先で死去しました。91歳でした。 1985年に54歳の若さで最高指導者である共産党書記長に就任。立て直しと情報公開を意味するペレストロイカとグラスノスチを掲げ、政治・経済改革を…