時事マラソン

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文化

藤井八冠が展望する将棋王座戦本戦「藤本渚五段に注目」

今日取り上げるのは「将棋」です。日経主催で将棋8大タイトルのひとつである「王座戦」の挑戦者決定トーナメントが明日開幕します。 昨年2023年のこの王座戦を獲って、藤井さんは史上初の八冠独占となりました。豊島九段ら本戦シード者4人、予選を勝ち抜いた…

テクノ新世×SF思考 津村記久子「サラ時と気難しい人間たち」

日経朝刊に連載されている「テクノ新世」というコーナーの第2弾企画となるコラボ小説「サラと気難しい人間たち」が土曜日に掲載されました。 作者の津村記久子さん。1978年大阪府生まれ。2009年に「ポトスライムの舟」で芥川賞を受賞。今年の本屋大賞グラン…

太宰治と就活

かの太宰治も生涯で一度だけ就活をしたそうです。 1935年に大学の落第が決定し、すぐに都新聞(今の東京新聞)の入社試験を受けるも、見事に落第したとのこと。 今月1日に就活解禁(この言葉も違和感ありあり)を受け、2025年春卒業・入社の学生の就活が本格…

若者言葉、「無理ゲー」にどうにか対応

どのくらいの年代の先生かが分かりませんが、今の「若者言葉」を理解するのに四苦八苦という記事です。 「ワンチャン」はもしかしたら、「運ゲー(これは初めて聞いた)」は運の要素が強いゲーム、「秒で」はすぐに、そして「無理ゲー」は難易度が高くクリア…

「定年後は意外と楽しい」 脱・会社が促すひとり消費

「定年後の男性」と言うと、趣味もなく、暇を持て余し、妻にくっつく「ぬれ落ち葉」と言われてきましたが、最近は随分と様子が変わっているようです。 大手メーカーで長年仕事に邁進し、役員にも慣れそうなキャリアを歩んできたが、50代後半であっさり会社を…

藤井聡太vs永瀬拓矢に運命を感じた 師匠・杉本昌隆八段が見た八冠達成

第71期将棋王座戦で、藤井聡太七冠が永瀬拓矢王座を3勝1敗で破り、王座のタイトルを奪取。藤井新王座は将棋界にある8つのタイトルすべてを同時に制覇する史上初の偉業を成し遂げました。 これまでもタイトル独占はありました。1957年に升田幸三さんが三冠、…

訪日客は何しにコンビニへ?「うまい」日本を再発見

どこかのTV番組をパロディーした表題ですが、日本に滞在しているたくさんの外国人が、決まって利用するのがコンビニ。目を輝かせながら品定めする外国人を見ると、なぜか誇らしげな気持ちになります、と記事はスタートしています。 外国人でなくても、私たち…

音楽配信アプリ、アマゾン失速 仕様変更響く

みなさんは音楽配信アプリは何を使っていますか?私はあれこれ試した結果、YoutubeMusicにいきつき機嫌よく使っています。 そのYoutubeMusicが音楽配信アプリの日本国内の利用者数ランキングで2023年上半期の首位になりました。スウェーデン発のスポティファ…

定住にはこだわらない 私の住まい、変わるかたち

「不動産より『可動産』の方が便利ですよ」。「住まい」と位置付けるのが太陽光パネルや大容量バッテリー、仕事机まで備え付けた自家用バンの車内が紹介されています。 この方は、10年ほど前に能登半島の石川県穴水町へ神奈川県から移住。不動産の自宅も別に…

インドネシアの国民歌は五輪真弓さんの曲、懐かしさに共感

「日本のジェンダーギャップ指数、過去最低更新の125位」を取り上げても夢も希望もないので、「心の友」にします。 インドネシアで必ず聞く日本の歌があります。天皇皇后両陛下の歓迎のためにインドネシア伝統の竹楽器「アンクルン」での演奏と共に披露もさ…

チャイコフスキー国際コンクール、ロシア制裁で揺らぐ権威

第17回チャイコフスキー国際コンクールが今日開幕します。ロシアで4年に1度開かれる著名な音楽コンクールで、クラシック演奏家にとって世界デビューの登竜門となってきました。ピアノ、バイオリン、チェロ、声楽、木管、金管の6部門で、16歳から(声楽は19歳…

ドイツで医師並み人気の「森林官」自然の均衡を保つ守り人

小さいですが、面白い記事を見つけました。 ドイツで医師やパイロットと並んで子どもに人気な職業が、森林を管理・調査するForester(森林官)だそうです。日本の半分以下の森林面積ながら、2倍以上の国産木材を伐採・供給し、かつ多様な生物を育む豊かな自…

習得の難しさが分かる 保護者も習い事を

久しぶりの教育欄の受験考です。子どもの受験に意気込む保護者に「お父様やお母様も習い事をするとよいですよ」とあります。毎週だと負担になるけど、年に数回、子どもと離れ、何かを教わるのが重要だと。 メリットは2つ。ひとつは、親が子どもの学習管理な…

無料塾 共感の輪が支え「役立ちたい」退職し専念

東京都八王子市で活動されている無料塾「八王子つばめ塾」の小宮位之(たかゆき)さんが、でかでかと日経の紙面を飾っていました。 「つばめ」を冠に戴く無料塾は全国にありますが、小宮さんは約10年前に開塾された、いわば「パイオニア」。小宮さんの取り組…

藤井聡太六冠、異次元の高勝率

将棋の藤井聡太五冠が昨日、棋王のタイトルを奪取し最年少での六冠を達成しました。1996年に羽生善治九段が全七冠を達成しましたが、叡王戦が加わり全8タイトルになった現在、史上初の八冠独占を今年の秋にも成し遂げる可能性が出てきました。 もう言葉にな…

新しい連載小説「陥穽 陸奥宗光の青春」

楽しみな連載小説が、日経朝刊で3/1から始まります。 主人公は、明治の悲願だった欧米列強との不平等条約改正に尽力した外交官、「日本外交の父」とも呼ばれる陸奥宗光です。陸奥は、紀伊藩出身ながら脱藩をし、かの坂本龍馬と行動を共にしました。彼の師・…

美術館、情操育む「第三の場」

私も美術館が好きで、ここのところ年に数回は足を運んでいます。ただ、「アート好き」かと言われればそこまでではなく、音声ガイドは聞きながら鑑賞はしますが、対話型鑑賞会なども興味はありますが、そこまではしません。 実際の美術館は作品をみるだけでな…