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上川外相ウクライナ訪問、無人機検知へ54億円拠出

上川外相は7日、ウクライナを訪問し、首都キーウでクレバ外相と会談、共同記者発表では、ロシアによる相次ぐミサイルや無人機を使った攻撃を強く非難し、NATOの信託基金に新たに3700万ドルを供出、これを通じてドローンなどの動きを把握する「対無人航空機検知システム」を供与すると発表しました。

越冬対策のため大型電力機材の供与式にも出席し、ゼレンスキー大統領との会談も調整しているようです。2月に都内で「日ウクライナ経済復興推進会議」があり、今回のウクライナ訪問で現地事情を直接確認しつつ、ウクライナ側とすり合わせる狙いがありました。パレスチナ情勢の対応に追われ、欧米から(特にアメリカから)ウクライナへの支援が後退する懸念もくすぶっており、日本は2月の会議で国際世論を喚起する姿勢を見せようとしています。

日本の年始は、能登半島地震羽田空港での衝突事故という辛い出来事からスタートしましたが、思いは寄せつつも、自分がやることはそれぞれでしっかり進めていかないといけません。そういう意味では、上川さんは外務大臣としての仕事を着実にやっている印象です。法務大臣安倍内閣菅内閣で長く務め、昨年からは外務大臣に。

今の日本には、岸田さんのように結局何がやりたいのかはっきりしない首相よりも、多少独善的でもいいのではっきりと「今はこれをやるんです」とはっきり言ってくれる首相の方がいいように思います。上川さんはそれができそうな印象です。日本初の女性首相は上川陽子さんがいいと思っています。

 

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