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トランプ氏、孫氏・昭恵氏と面談 あくまで1対1にこだわる

アメリカのトランプ次期大統領は15日、故安倍晋三首相の妻昭恵さんとマール・ア・ラーゴで面会、トランプ氏の妻のメラニア夫人とともに夕食をともにしたとみられます。ソフトバンクグループの孫会長とも面談・共同記者会見するなど、ちょっとした「ジャパン・デイ」となりました。

16日の記者会見では、トランプ第1次政権で蜜月関係を築いた安倍氏と「非常に親しくしていた。彼は素晴らしい人物だった」と振り返り、昭恵氏について「メラニアと親しい間柄だった。安倍氏の妻が夕食を一緒に取れるか知りたがっていた。(夕食に招いたのは)安倍晋三への敬意からだった」とも表明、昭恵氏を通じて石破氏に書籍などを贈ったと明かしました。

孫氏とのやりとりもそうですが、トランプ氏は「その人個人」との1対1の関係を好むのは、首尾一貫しています。みんなで集まってどうとかいうのはめんどくさい、あるいは生産性がない、あるいは自分が目立たない(笑)。それよりも、おれとおまえで何をする、何をしてくれる?かを話したい。この考え方は、個人的にはとても共感できます。私も、複数の人がいる集まりなどはできうる限り参加したくありませんが、1対1なら東京でもジャカルタでも、どこにでも行って会いに行きたいです。

そこでポイントになってくるのが「決定権」です。1対1で話をして、「では、持ち帰ってみなと相談します」では、じゃあお前は俺となぜ会ったんだ?となります。この記事には「地位」とありますが、トランプ氏は「日本の首相」という地位は、ある程度決定権があり、言ったことはやってくれると思っています。ここが、シンゾーと石破首相の違うところ。圧倒的多数の与党と長期政権であったシンゾーと、首相になったばかりなうえ、少数与党である石破氏とは、日本の首相という「地位」は同じでも、置かれている状況が全く違います。

 

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