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太宰治と就活

かの太宰治も生涯で一度だけ就活をしたそうです。

1935年に大学の落第が決定し、すぐに都新聞(今の東京新聞)の入社試験を受けるも、見事に落第したとのこと。

今月1日に就活解禁(この言葉も違和感ありあり)を受け、2025年春卒業・入社の学生の就活が本格化しています。採用もあれば不採用もある。「今後のご活躍を…」という「お祈りメール」が不人気で、お祈りメールで企業を嫌いになった学生は何と8割超。6割超が会社の製品などを「今後使わない」と回答したとの調査結果があるそうです。「恨み骨髄」度が高すぎて、ちょっとびっくりします。

機械的で冷たいとのことから、さらにいま「サイレント」な企業がじんわり増えてきているとはなかなか興味深いです。選考結果は通過者のみに通知。不合格者には「無言」でメールも出さない。企業としては、手間が省け、イメージダウンも最小限に留めれる。学生の方も気分の悪いメールを見なくて済む。まあWin-Winとも言えなくもないですが、果たしてこれがいいのか…。

ただ、「いつか一緒に働きたいという一文に感動した」というような学生は残念に思うかも。色んな学生がいるよね、とは思います(笑)

ちなみに太宰治は、落第後の都新聞に寄稿もしているようです。

 

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