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淡路島出身の阪神・近本選手、離島支援をライフワークへ

プロ野球阪神タイガースの不動のリードオフマン、近本光司外野手が、離島支援に取り組む一般社団法人「LINK UP(リンクアップ)」を設立したと昨日発表しました。

24日、近本選手のインスタグラムのストーリーズに「明日(木)昼ごろ、皆さんに大事なご報告があります」と投稿し、それが黒背景に白文字で絵文字もなく、「なんか深刻な発表やったらどうしよ…」とファンはドキドキしていましたが、ファンは“大事なご報告”は、ふるさとへの思いあふれるものでした。

自身の故郷の兵庫県・淡路島や、オフに自主トレを行う鹿児島県の沖永良部島などの子どもたちを観戦に招き、企業の協賛金で地域振興も図るとのことです。近本外野手は、海と山しかない淡路島から社高校に進学し、視野が大きく広がった原体験があります。野球や芸術など、子どもたちに本物に触れてもらい、将来的に離島のことを考えてくれる子を育てたいと語ります。

最初は淡路島と沖永良部島からですが、ゆくゆくは自分とかかわりのある離島をどんどん増やしていきたいそうです。自分が現役で活躍している今の方が引退してからよりも影響力はある。なので、すぱっと現役をやめるのではなく、夢であるプロ野球選手を最後まであがいて、あがいて、やりきることを子どもたちにみせたい、できる限り長くやりたいとも語っており、タイガースファンとしてはとても嬉しいメッセージです。

4番を打つ大山悠輔選手もそうですが、近本選手も最後までタイガースでプレーしてほしい選手もひとりです。球団に粗相があり、万が一退団などになったら、えらいことになります(笑)。

近本選手らしいライフワーク、とてもすばらしい取り組みだと思います。

 

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