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アップル「酔わない車」で異世界へ

アップルが自動車に関心があるのは周知の事実ですが、何と「酔わない車」の開発を進めているとか。この見出しを見て驚きました。


これから自動運転が当たり前になって来れば、窓から景色を眺めたり、ラジオや音楽を聴いていた車内での時間の過ごし方が大きく変わります。アップルが想像するのは、仮想世界に身をおくこと。娯楽や教育のコンテンツだけにとどまらず、アバターを通じたバーチャル会議への出席など、移動時間に仕事をこなせるようになります。そういった没入型のVRシステムは注目技術のひとつですが、導入時にネックになるのが「車酔い」です。

 

アップルは、自ら自動車を造るとは明言していませんが、特許を着々と蓄積していて、2017年に出願された「モーションコントロール・シートシステム」などは、路面状況に応じて車の衝撃を緩和し、振動などを抑えて車酔い緩和に繋げたいようです。サスペンションの特許などでも車酔い対策に言及しているようで、アップルの「酔わない車」への思いは本気のようです。移動中の車内で読書やスクリーンデバイスでの作業、映画鑑賞ができたら、ガラッと車の概念が大きく変わります。

 

アナリストによると、早ければ2025年。実際は2027年頃がターゲットイヤーではないかとのことです。アップルの主力商品は、スマホから自動車に移っているかもしれません。

 

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