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英次期首相トラス氏、こんな人

英与党保守党は、ジョンソン首相の後任を選ぶ党首選の結果、リズ・トラス氏を新党首に選びました。今日、エリザベス女王の任命を受けて、正式に首相に就任します。


トラス氏は47歳。サッチャー氏、メイ氏に続く同国史上3人目の女性首相となります。当初、議員票で首位だったスナク氏の有利が伝えられましたが、財務相を辞任してジョンソン氏退陣のきっかけをつくったひとりとして嫌われ、一方外相を続投しジョンソン氏へ忠誠を誓ったトラス氏に徐々に傾いてきました。


トラス氏は、石油メジャー勤務などを経て2010年に政界入りし、わずか4年で環境相に抜擢。それ以降も複数の閣僚ポストで経験を重ね、2020年には国際貿易相として日英EPAの英側の交渉を主導。直近の外相だけでなく、財務相副大臣級のポストも歴任していいて、省庁の仕事についての内政・外政双方に精通しているとの評価が高いです。
一方、演説や討論での発言は機械的でぎこちなく、プレゼン力や親しみやすさには課題が残りますが、インスタやツイッターなどSNS発信は得意なようです。


トラス氏で気になる点はふたつあり、ひとつは私と誕生日が一緒なこと:くす玉:。年齢は3つ下ですが、自然と応援したくなります。もうひとつは、リバタリアン自由至上主義)の代表格だということ。私もリバタリアンの考え方は非常に好きで、現在は、リバタリアン的な考え方は劣勢で、物価高の対応などでどうしても大きな政府になりがちですが、そんな中減税をしながらどうやって財政規律を保つか、手腕を楽しみに見ています。

 

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