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自民半数に教団浸透 旧統一教会衆参議員調査

自民党が旧統一教会との接点調査結果を公表し、教団側の党内への浸透ぶりがあらわになりました。接点があった179人は同党議員の半数近くに及びます。安倍元首相の国葬と旧統一教会のダブルパンチを受けている岸田政権と自民党。幕引きを早くしたいでしょうが、とても終わりそうにありません。


179人は衆参両院議長を除く同党議員の47%に相当します。名前も関わり度合いも公表されていますが、誰がどうということも問題ですが、それ以上に問題なのが、旧統一教会自民党保守派にどう影響を及ぼしているかということです。このあたりの突っ込み具合がどうも弱く、神戸新聞はまだ触れているのでマシですが、日経は書かれてもいません。


統一教会の複数の関連団体は、憲法改正や選択的夫婦別姓反対を主張。「結婚は子どもを産み育てること」とLGBTQや同性婚にも不寛容。「家族」への異常なこだわりもあります。


ちきりんさんがツイートで、
統一教会自民党保守派は、
・男と女が結婚し、女は男の家の姓を名乗り、子供を産み育てるのが「まともな生き方」だと考えており、
共産主義国をぶっ潰すためには、憲法を改正して軍事力を増強することが我が国の最優先事項である、
という点で、完全に思想が一致してる。
と書かれています。


誰がどういう関係を旧統一教会と持っていたかよりも、日本が『選択的夫婦別姓』『同性婚』が遅れているところに、統一教会が政治に入り込んでいった影響があるんじゃないか?という方がよっぽど気持ち悪いし、明らかにして欲しいです。自民党保守派は旧統一教会以外にもバックに支援団体があります。男性が外で働いて、女性は家庭を守るといった旧来の家族形態を大事にする考え方が、女性進出が世界から大きく後れを取っている原因も、ここらにヒントがありそうです。

 

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