サッカーのJ1ヴィッセル神戸が初のリーグ優勝を決めました。楽天がメインスポンサーになってから次々と有力選手を補強したものの、2度のJ2降格。昨シーズンも降格圏内をさまよいました。これまでは「バルサ化」、スペインの強豪のバルセロナのようにボールをしっかり保持し、パスをしっかり繋いで攻めあがるスタイルを目指してきましたが、昨年夏ごろから前から積極的にボールを奪いに行く「ハイプレス型」に変更。激しい運動量で、攻守の切り替えを早くするスタイルが根付きはじめ、昨シーズン中盤には5連勝を記録し降格圏を脱出。バルサ型の象徴的だった世界的名手イニエスタが、出場機会激減で7月に中東に移籍。そこからさらにチームも加速した印象です。
チームの主力は、エースの大迫、FWの武藤、中盤の山口蛍、DFの酒井高徳と30オーバーのベテランがチームを文字通りけん引しました。横浜Fマリノスや川崎フロンターレ、浦和レッズなど、優勝経験のあるチームを差し置いてのリーグ優勝は本当に価値があります。今のJ1でリーグ優勝をするのは簡単ではありません。
先週、阪神タイガースとオリックスバファローズの優勝パレードが終わったと思ったら、ヴィッセル神戸の戴冠。今年のプロスポーツは関西の年になりました。
リーグ3連覇中のオリックスはもちろん、タイガースも若いチームでまだまだこれからのチームです。ヴィッセルも「ビッグ4」を追い越す選手が現れてくるかどうか、そこにヴィッセルの黄金時代到来が懸かっています。