欧州チャンピオンズリーグ(CL)第2節。アトレティコ・マドリードとフェイエノールトの一戦を録画で見ました。日本人選手が多数いるグループEなので、自然とチェックする回数も他のグループより多くなります。
試合は、3-2とホームのアトレティコが勝利しましたが、フェイエノールトが前半まではリードする、がっぷり四つの好ゲームでした。
上田綺世が所属するフェイエノールトですが、オランダリーグは欧州の5大リーグからは外れますが、ベルギーからの転身でいいチームに入りました。
21-22シーズンはリーグ3位でECL準優勝。昨シーズンはELでベスト8まで進出し、久々のリーグ優勝も飾りました。
これまた久しぶりのCLも緒戦のセルティック戦は2-0と貫録勝ち。グループEでは頭ひとつ抜けているといわれているアトレティコとこのくらいの強度のゲームができるんですから、次節のホームでのラツィオ戦も超楽しみです。
さて、上田綺世のCLデビュー戦ですが上々の出来でした。
結果も分かっているのに、試合直前のフォーメーション紹介でCFに「AYASE」と名前があっただけで、泣きそうになりました。ヒメネスの代役かもしれませんが、日本人FWがCLで先発するのはすごいなと感動しました。
感動はまたすぐやってきました。試合開始7分、DFふたりを引き連れながら裏に抜け出し、左足でシュート。相手DFとGKにも当たったため、オウンゴールになりましたが、ほぼほぼ上田のゴール!試合開始早々に大きな仕事をやってのけました。
その後も、ポストプレーを無難にこなし、出場機会に恵まれていないことを考えると上出来だと思います。
チームにはメキシコ代表で大黒柱のヒメネスがいます。これまで7試合でなんと10ゴール。2試合前のアヤックス戦ではハットトリックも決めています。
他にも、上田と交替で出場した19歳のミンテも出て早々にシュートチャンスをつくり、試合終了間際も惜しいシーンをつくるなど存在感を見せました。
ライバルは多いですが、この環境が上田を成長させます。
この試合も、スペイン代表のアスピリクエタやコケとかなりやりあっていました。こういう経験が日本代表の力になります。
日本代表に、まだまだ大迫待望論があるみたいですが、上田綺世を育てていくべきです。
今月の代表ウィークで、見れるのを楽しみにしています。
最後に勝ったアトレティコですが、このチームもさすがでした。
2失点は喫しましたが、コンパクトかつ5バックは洗練されているし、トップにはグリーズマンとモラタというワールドクラスがいます。グリーズマンが1ゴール、モラタが2ゴールと、しっかり仕事をしました。
いい選手がいれば、やはり2トップは強力だなとあらためて思いました。だからこそ、レアルやバルサと渡り合えるのでしょう。