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【LIVE観戦】セルティック1-0ガンバ大阪 2023_07_22 #34

セルティック・ジャパンツアーの第2戦、ガンバ大阪との試合をパナソニックスタジアムでLIVE観戦してきました。

 

 

セルティックは、初戦の横浜Fマリノス戦で4-6と敗戦。前田大然が3ゴールしたものの6失点と守備がボロボロでした。

 

ガンバ大阪はシーズン当初は低迷していたものの、最近は6勝1分と絶好調。中2日でどんな試合になるか、楽しみでもあり、心配でもありましたが、非常に締まった好ゲームになりました。

 

この試合のお目当ては、6月シリーズでも活躍した日本代表の3人。古橋、前田、旗手の3人を生で見たいなと。スコットランドでプレーしていますから、LIVEで見れるのは貴重です。

 

中でも、個人的に楽しみにしていたのは、この選手。

 

旗手怜央です。カタールW杯のメンバーからは外れましたが、この6月シリーズでは2試合とも先発出場。激烈な日本代表の中盤争いで、急激に序列を上げてきました。

 

ガンバとの一戦では、4・1・2・3のインサイドハーフ(2の左)で出場。ただ、1と2の3人でぐるぐるポジションチェンジを繰り返し、バックラインまで引いてきてボールをもらうシーンも結構ありました。

 

チームの中で中心選手になっているのが見ていてよく分かりました。DFラインは、ボールを持ったら、いつも旗手を探しています。半分くらいは旗手を経由して、前線にボールが供給されます。ポジションもいい塩梅のところにいて、ボールもまず失わない。守備の強度もある。さすが、代表でも評判を爆上げしているのもうなづけます。

 

古橋と前田はチームと契約更新をしましたが、旗手はどうするんでしょう。本人はステップアップしたいでしょうが、彼がいなくなるとセルティックは相当厳しい、替えの利きにくい選手になっています。

 

あと、日本代表でのポジション争いですが、プレースタイル的には「中盤の真ん中」の選手なので、鎌田、守田、遠藤らと重なります。フロンターレ繋がりで、守田と旗手がそろって出たとすると、遠藤が出ないの?となってしまいます。左の三笘を生かすには、気の利いた旗手のプレーはかなり役に立ちます。日本代表の中盤選び、うれしい悩みになっています。

 

他の日本人選手ですが、前田はオフサイドになりましたが、惜しいシュートもありました。昨年のJリーグMVPの岩田も右サイドバックで出場。今シーズンは、レギュラーを取ってCLなどでも活躍してほしいです。

 

この試合で面白かったのが、セルティックは後半11人全員を交替させたのですが、前半出場のGK以外の10選手が、ハーフタイムでずっとシャトルランをしていました。

 

極上の前半45分と比べて、後半のメンバーがサブ組のような感じ。でも、得点王&MVPの古橋は後半組だったので、要所にはいい選手がいましたが、大半はレギュラー入り、あるいはベンチ入りを目指す選手たちのようで、ハードワークが随所で見られ、後半は後半で見ごたえのある内容でした。

 

そのハードワークの最たるものが、85分のベルナベイの決勝ゴール。自分のパスミスを自分で長躯追いかけて、GKにまでプレッシャーをかけ、かさらってゴールを奪いました。これには、スタンドも大いに盛り上がりました。

 

昨シーズンはスコットランドでタイトルを総なめしたセルティックですが、ブレンダン・ロジャース監督に交替し、心機一転をはかります。

 

特に、昨年はCLで2分4敗とレアルマドリードなど欧州の強豪に全く歯が立ちませんでした。今年は、その雪辱を期します。

 

セルティックを初めて見ましたが、全員が非常にハードワークをするチームで、とても好感を持ちました。これからも応援したくなるチームでした。