イングランド・プレミアリーグ第4節。冨安健洋所属のアーセナルは、ホームにマンチェスター・ユナイテッドを迎える注目の一戦でした。
前節は出場停止でお休みだった冨安。ひょっとしたら先発しないかな…と思って早起きしたんですが、ベンチスタートに。
試合は、ユナイテッドのラッシュフォードが先制ゴールを挙げ、ホームのアーセナルは1点ビハインドの展開に。しかし、すぐさまウーデゴールのゴールで追いつき、1-1に。そこからは膠着した展開でした。
後半22分にまずユナイテッドが2枚替え。それを見て、アーセナルは後半31分に3枚替えを敢行。ここで冨安が登場!交替したジンチェンコは「なんでオレ?」というような表情に見えました。
左のサイドバックに入った冨安は、変わらず的確なポジショニングでミスのないプレー。この試合はジンチェンコのタスクそのままに、中盤のボランチの位置でボールを受けるシーンもあり、アビスパの時のようにボランチもやってほしいです。
ただ主戦場は左サイドバック。マルティネッリなどとパス交換を行うさまは、日本人として大変誇らしい時間でした。
だんだんとアーセナルが、ユナイテッド陣地に押し込む時間が増えてきた後半、それもロスタイムにドラマが待っていました。
ロスタイム8分の中で2ゴールを挙げ、アーセナルが3-1で勝ちました。
ゴールを決めたのは、ウーデゴールであり、デクラン・ライスであり、ガブリエル・ジェズスですが、後半から出場した冨安がチームにもたらした安定が決勝ゴールに繋がったと言っていいと思います。
昨シーズンは、終盤まで首位を走ったアーセナルですが、最後はマンチェスター・シティにかわされてしまいました。冨安がケガで離脱してしまい、後半に守備を落ち着かせるメンバーを欠いてしまったのもひとつの原因と言われています。
それは、本人はもちろん、私たちも先発で90分プレーするのを願っていますが、貴重な役割も担っているということを再認識した試合でした。
今週は代表ウィークでチームはお休み。
しかし、冨安は日本代表に召集され、ドイツ戦、トルコ戦に臨みます。