イタリア・セリエA第2節。鎌田大地の所属するラツィオは、ホームにジェノアを迎えた一戦に0-1と敗戦。開幕2連敗となりました。
相手のジェノア。どっかで見たことのある懐かし気なユニフォームだなと思ったら、カズがプレーしたのがジェノアでした。もう30年くらい前の1994年に当時世界最高峰のリーグだったセリエAにアジア人初としてデビューしたのが三浦カズでした。そのカズがまだ現役だなんて…。
この日の鎌田にとっては、何とも煮え切らない悔しい試合になりました。
前節のデビュー戦と同様、もらいたいタイミングでパスは出てこないし、人が密集しているインサイドハーフではスペースがなかなかないし、そこに右ウィングの選手が自由奔放に侵入してくるもんだから、見ている方にも鎌田のイライラが伝わってくるようでした。
そして前半16分、鎌田がやっとこさ前を向いてボールをもらい、さあ組み立てようと思った横パスを相手にかっさらわれ、自陣に侵入され先制点を許します。まあシュートまでに止めれそうなシーンはいくつかありましたが、パスミスが失点につながったのは事実。
それよりも、失点直後に簡単にボールロストしてしまったことの方がショックでした。らしくないなあと。前半終了間際にシュートを放つシーンもありましたが、枠外でした。
ハーフタイムに指示があったのか、後半は随分と前でプレーするようになり、CFのインモービレが下がって鎌田がトップに張るシーンも見られました。前半よりも、明らかに鎌田にボールが集まるようになり、ゴール前への飛び出しも。よりゴールに近い位置でのプレーが目立ちました。
しかし、ゴールには結びつかず、後半21分に交替。チームもそのまま0-1で敗れました。