時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

レアル・ソシエダ1-1ジローナ 2023_08_12 #36

スペインのラ・リーガも開幕。
久保建英所属のレアル・ソシエダは、ホームにジローナを迎えました。

 

久保のソシエダでのプレーをちゃんと見るのは初めて。これもダゾーン加入のおかげです(笑)

 

さっそく久保が見せてくれます。開始早々の前半5分。逆サイドからのグラウンダーのクロスを左足で見事に流し込み、先制ゴール!いやあ、痺れました。

 

簡単そうに見えますが、あの左サイドからの矢のようなクロスを、吹かすこともキーパーに当てることもせず、しっかり流し込む久保の技術。見事でした。ブライトンの三笘と同じく、10ゴール10アシストが期待される久保。三笘は開幕戦で1アシスト、久保は1ゴールと、最高のスタートを切りました。

 

ゴールシーン以外も、攻撃面での久保の存在感は群を抜いています。簡単なボールロストはほぼないし、ひとりは簡単に剝がせます。日本代表での久保の立ち位置としては、低くはないものの、伊東純也や堂安律などと同列に近い感じですが、欧州での活躍のレベルからすると、久保と三笘はやはり別格なような気がします。

 

いい意味で「王様」で、周りは明らかに久保に気を使っています。先制ゴール後も、ひとりで吠えて喜びを表すのではなく、逆サイドまで走って行って、クロスを入れた選手のところに一目散で駆け寄っていました。もう、すっかりリーダーです。こういうリーダー然としたところは、三笘にはまだないので、そういう面では久保が一歩抜けています。

 

ただ、レアル・ソシエダのチーム自体を考えると、これから長いリーグ、そしてCLを戦っていくには少々不安です。久保の最高のパートナーであり理解者であったベテランのシルバのケガによる引退はあまりにも大きいです。見ている限り、久保がボールを持った時以外は、ゴールのにおいがあまりしません。

 

加入も噂された、鎌田大地みたいな気の利いた選手が中盤にいたらいいのに…と思ってしまいました。

 

チームの目標が、昨年と同様のリーグ4位以上と、CLグループリーグ突破とするならば、なかなかにきつい戦いになりそうです。

 

これから、ブライトンだけでなく、ラ・レアルも追いかけていきます!