時事マラソン

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レッチェ2-1ラツィオ 2023_08_20 #38

イタリア・セリエAのシーズン開幕戦。と同時に鎌田大地のデビュー戦を、朝4時に起きて見届けました。

第1節はアウェーでのレッチェ戦。レッチェは、先週のコパイタリアの1回戦に勝利して勢いにのるものの、昨シーズン終盤は大失速で何とか残留を決めたチーム。ラツィオは昨シーズン2位ですから、ラツィオの優位は揺るがないと思っていました。

予想されていた以上に移籍先が決まるのに時間がかかった鎌田大地。個人的にはプレミアに行ってほしかったですが、CLにも出れるラツィオだったらいいよな、がんばってチームの「王様」になってほしいと思います。

見た目もやるサッカーも癖のあるサッリ監督が、先発で使うとは監督の期待も感じます。

序盤は、恐る恐るではないですが、確実性を重視したプレーをしていました。デビュー戦だからといって、張り切り過ぎてしまうタイプではありません(笑)そうするとポジショニングがいいもんだから、徐々にパスが回ってきます。次は、裏に抜け出す動きも見せ始めます。鎌田が欲しいタイミングでまだまだパスは出てきませんが、それでもデビュー戦としては十分だと思います。

ラツィオは、2タッチ以内で細かくボールを動かすチームです。気の利いたパスが出せるのはもちろん、簡単にボールロストをしない、タメもつくれる鎌田は重宝されそうです。

長くラツィオを支えたミリンコビッチ・サビッチが噂のサウジに吸い寄せられていったので、その後継者とも言われている鎌田。前任者がどんな選手だったのかを先シーズン見ていないので何とも言えませんが、代わりとかではなく、自分のプレーをすればより付加価値がチームにつけれると思います。

初めてラツィオを見ましたが、インモービレが9番タイプのストライカーで、10番のルイス・アルベルトとのホットラインが生命線です。アルベルトと鎌田が持ちつ持たれつの関係になると、チームに安定感が生まれ、インモービレの得点力がもっと生かされそう。

なんて思いながら試合を見ていたら、鎌田は後半10分でお役御免。そこから雲行きが怪しくなってきて、それでも逃げ切れるかなと思っていたら、終盤にまさかの2失点。見事なまでの逆転負けでした。

鎌田のデビューは黒星になりましたが、次節は大幅にプレー時間が増えるでしょう。もっとアルベルトの近くでプレーをするはず。

次節はホームでのジェノア戦。その後が、ナポリユヴェントスという強豪とのアウェーゲームが控えます。