欧州チャンピオンズリーグ23-24シーズンのグループステージ計6節の内、今週に行われた第4節のレビューをグループごとにしました。
昨日、AからDまでをしましたので、今日は残りのグループEからHまでをレビューします。
【グループE】
①アトレティコ・マドリード(スペイン)8
②ラツィオ(イタリア)7
③フェイエノールト(オランダ)6
ラツィオは鎌田大地が先発出場も、後半早々に交替。インモービレがラツィオでの200ゴールを前半ATに決め、この虎の子の1点を守りました。13試合15ゴールのヒメネスもこの日はノーゴール。途中出場のフェイエ上田綺世は後半ATの高打点ヘッドを決めていれば…。前節ホームでドローとアトレティコ相手に健闘したセルティックですが、6-0で撃沈。前田大然が一発退場。ケガもし代表も辞退。旗手怜央も前節のケガで欠場。古橋享梧にチャンスがあるはずもなく、完全に草刈り場となってしまいました。
【グループF】
①ドルトムント(ドイツ)7
②パリSG(フランス)6
③ACミラン(イタリア)5
全チームに1位の可能性も4位の可能性もある「死の組」。前節まで首位だったパリSGですが、ホームで3-0に勝ったミランにアウェーで2-1の敗戦。レオンのバイシクルで同点に追いつかれ、後半最初にゴール前の集中が切れたところをジルーにヘッドを決められ、逆転負け。一歩後退しました。もう1つのカードは、ドルトムントがニューカッスルに連勝し、グループ首位に立ちました。ドルトムントは次節のアウェー戦でミランを下せば勝ち抜けがグッと近づきます。ニューカッスルもパリSG戦が勝負です。
【グループG】
①★マンチェスター・シティ(イングランド)12
②★ライプチヒ(ドイツ)9
④ヤングボーイズ(スイス)1
マンチェスター・シティ3-0ヤングボーイズ
2試合を残して、上位2チームが勝ち抜け決定。シティは、ハーランドの2ゴールなどで快勝。ハーランドの2点目、あの体勢から楽に逆サイドに蹴りこむ左足(と踏み込む右足)はちょっと真似できないというか、理解できない、異次元のゴールでした。ライプチヒも終盤に1点返され、少しバタバタしましたが、GKの好守もあり1-2で勝利。勝ち点を9まで伸ばし、こちらもベスト16入りを決めました。次節は、シティとライプチヒの直接対決です。
【グループH】
①バルセロナ(スペイン)9
③シャフタール・ドネツク(ウクライナ)6
④アントワープ(ベルギー)0
前節のバルサ戦で2-1と健闘したシャフタール。「次節のホームで勝ち点1でも取れば…」と書きましたが、何と勝ち点3をゲット!大きなサイドチェンジで揺さぶり、右からのピンポイントクロスをCFのシカンがヘッド、テアシュテーゲンも届かず先制。この1点を守り切りました。バルサはまさかの敗戦。ポルトは前半にPKで先制。アントワープが退場で10人に、終了間際に追加点を決め、2-0で勝利。4チームの順位は変わりませんが、バルサの敗戦とシャフタールの勝利で3チームの混戦になってきました。
次節以降の見どころをまとめると、
グループEは、セルティック以外の3チームは最終節までもつれそう
グループFは、4つ巴、4位のニューカッスルもまだまだチャンスあり
グループGは、シティとライプチヒ、1位突破はどっちか…
グループHは、引き続きポルトとシャフタールの2位争いがアツい!
に注目して見ていきます。