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元阪神・横田慎太郎さん死去、28歳 昨年3月に脳腫瘍が再発

阪神タイガースで14年から6年間プレーし19年に現役引退した横田慎太郎さんが18日、死去しました。28歳でした。

2013年ドラフト2位で鹿児島実からドラフト2位で入団。走攻守3拍子揃った大型外野手で、3年目の16年、当時の金本監督が抜擢し、2番センターで開幕スタメンを飾ったのには驚きました。その試合で初盗塁を決め、得点も記録。第2戦目にはプロ初安打をマークしました。しかし活躍は長く続かず、この年は38試合の出場に終わりました。

翌2017年に脳腫瘍が判明。育成契約からの再起を目指したものの、体力だけでなく、視力の低下という厳しい後遺症に苦しみ、2019年9月に現役引退しました。

引退試合となった、2軍のウェスタンリーグ、ソフトバンク戦で、背番号124番が途中出場でセンターの守備につくと、二塁走者の本塁突入を阻止する「奇跡のバックホーム」を敢行。ホームでアウトにするというドラマチックなプレーで最後を飾り、チームメイトやファンの感動を呼びました。あのバックホームで勇気づけられたタイガースファンはどれくらいいるでしょうか。

タイガースOBでOB会会長の川藤幸三さんのYoutubeチャンネルをサポートするなど、元気になったと思っていたんですが、脳腫瘍が昨年に再々発していたとは知りませんでした。治療を終えて今春から療養に入っていましたが、昨日息を引き取りました。

明るく、全力プレーが売りで、野球が大好きで、こういう選手にタイガースで活躍してほしいと思わせてくれる選手でした。記録よりも記憶に残る選手でした。ご冥福をお祈りします。

 

news.yahoo.co.jp