イングランド・プレミアリーグ第21節。三笘薫所属のブライトンは、敵地に乗り込みレスターとのゲームでしたが、両チーム、点の取り合いの末、2-2のドローとなりました。
1試合で4点も入ったので、スリリングな試合ではあったのですが、リーグ14位で降格圏がチラつくレスターが、ホームでしたが随分と守備的な戦い方で、がっちり引いてのカウンターとセットプレー狙いを90分間通して遂行していました。
レスターがプレミアで奇跡のリーグ優勝を果たしたのが、2015-16シーズン。もうそんなになるんですね。岡崎慎司も大事な試合でオーバーヘッドシュートを決めるなど、優勝に貢献しましたが、その時の大黒柱のジェイミー・バーディーが36歳の今も1トップで、カウンター狙いのチーム戦術の中で、体を張っているのが印象的でした。
試合ですが、前半27分の三笘のゴールは本当に鮮やかでした。ペナルティアリアの外、「三笘ゾーン」とも言える左サイドから右足で振り抜き、キーパーの手が届かないギリギリのところに吸い込まれていきました。
DFは、右足のシュートを警戒し過ぎて突っ込み過ぎると逆にかわされ、味方自陣で悲惨な抜かれ方をしてしまいます。なので、右も左も警戒しないといけないので、少し寄せが甘くなる。
リプレーで見直しましたが、そんなのあまり関係ないくらい、スピードとキレでかわしていますが(笑)、相対する選手からすると本当にやっかいな、めんどくさい選手になりました。
その後、前半と後半にレスターが意地の勝ち越しをし、ますますの逃げ切り体制を取りましたが、ATも見えてきた後半43分にエバン・ファーガソンがやってくれました。
この試合の先発は、ベテランのウェルベックに譲り、試合途中からの出場になりましたが、終了間際のワンチャンスのヘッドを、これまたポストに当たってはいるくらいギリギリのコースに流し込みました。
ファーガソンはアイルランド国籍のまだ18歳の若武者。何と14歳でアイルランドのトップリーグデビューを果たし、2021年からブライトンに所属。昨年12月から出場機会を得て、先発に名を連ねるようにもなりました。
今年、インドネシアのジャカルタで行われるU20W杯を見に行こうと思っていますが、アイルランドが勝ち進めばぜひ見たい選手のひとりでありますが、ひとつ上のカテゴリーの代表に選ばれてプレーもしているため、U20代表に降りてくるかな…ということと、そもそもチームが派遣を許してくれるか…、それくらいの選手になりつつあります。