大晦日であろうが関係ない、イングランドのプレミアリーグ第18節。
ブライトンのホームにリーグ首位のアーセナルを迎えての一戦は、アーセナルの貫録勝ちでした。
試合開始2分にアーセナルが先制。開始直後からの猛攻は見事でした。ちょっと試合が落ち着いて、ブライトンにもチャンスができてきたと思ったら、39分に追加点。後半開始後にもまたすぐ3点目。これで試合としては勝負あった感がありました。
しかし、私たち日本人としては60分に冨安が左サイドバックで投入されるとワクワクしてきました。なぜなら、ブライトンの右サイドの三笘とのマッチアップが実現するから。
さっそく見せ場はやってきました。64分に、CBからのパスを受けた冨安のトラップがほんの少し大きくなったのを三笘は見逃さずパスカット。そこからパスをつないでチャンスをつくり、最後は三笘が右足で流し込み見事にゴール!
ブライトンは前の選手がみんな交替したのに、三笘は最後まで出場。チームの信頼感が窺えます。切れ味鋭いドリブルはもちろん、パスも正確。ミスらしいミスがほとんどありません。途中、ロングパスをぴたっと足元に止めたり、ポストプレーも器用にこなすなど、可能性がどんどん広がっています。
89分のオフサイドにはなった「幻のゴール」も、首位のアーセナルをビビらすには十分でした。もう「ブライトンのエースストライカー」と言っていいんじゃないでしょうか。
対する冨安も、W杯での激闘後のリカバリーを心配していましたが、元気にプレーしていました。間違いのないプレーをしていたので、これからも出場のチャンスはあると思いますが、選手層が厚いチームなので、首位を争うチームとの試合に出れるかどうか、そして守備の選手なので先発出場できるかどうか、そこらあたりがこれからの見どころだと思います。
しかし、世界最高峰のプレミアリーグで、日本人選手がふたりも同時に見れるなんて、日本のサッカーファンとしてはこんな楽しいことはありませんね。