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11月の訪日客93万人、コロナ前の4割弱に回復

インバウンド消費の回復が目立ってきました。日本政府観光局(JNTO)が21日に発表した11月の訪日客数は93万4500人で、新型コロナウイルス禍前の2019年同月比で4割弱の水準に戻りました。国際線の予約は上向きつつあり、ホテルの宿泊料も高騰しており、旺盛なインバウンド消費が国内景気を下支えする一方、深刻化する人手不足への対応などが課題となると記事にはあります。


戻ったきたとはいえ、まだ4割弱です。記事にもあるグラフを見たら、コロナ前と比べるとまだまだだなということが一目瞭然です。


10月からの個人旅行解禁や短期滞在でのビザ免除措置の再開が訪日客数を押し上げています。国・地域別で特に目立つのが韓国です。同国の11月の訪日客数は約31万人で、19年同月比で約1.5倍になりました。次いで台湾が約10万人、米国が約8万人。中国は12月にゼロコロナ政策を緩和したものの、11月実績は19年比97%減の約2万人にとどまりました。訪日客数の押し上げには中国からの訪日が欠かせませんが、現地での混乱を見聞きしていると、まだしばらくは厳しそうな気がします。


厳しいと言えば、人手不足も悩ましいようで、人数の確保と労働生産性の向上の両方を関連企業はやらないといけないということです。来年以降、どこまで戻ってくるでしょうか。

 

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