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防衛省、世論誘導研究に着手

防衛省人工知能技術を使い、SNSで国内世論を誘導する工作の研究に着手したことが9日、複数の政府関係者への取材で分かりました。インターネットで影響力があるインフルエンサーが、無意識のうちに同省に有利な情報を発信するように仕向け、防衛政策への支持を広げたり、有事で特定国への敵対心を醸成、国民の反戦厭戦の機運を払拭したりするネット空間でのトレンドづくりを目標としているとのことです。


複数の政府関係者によると、具体的にはまず、AIを駆使して全体計画を策定し、防衛問題で影響力がありそうなインフルエンサーが頻繁に閲覧するSNSやサイトに防衛省側の情報を流し、インフルエンサーが無意識に有利な情報を出すよう仕向け、防衛省が世論操作できるかを研究するそうです。


書いていて、超絶に気分が悪くなってきました。防衛省は本気でこんなことを考えているのでしょうか? 第二次世界大戦時に、新聞やラジオを使って、マイナスな情報を隠し、煽るだけ煽っていたことを反省するのではなく、まさか「成功体験」と考えているんでしょうか。


2022年度予算の将来の装備品を検討する調査研究費に充て、米軍の情報戦活動にも携わり、世界展開をしているコンサルタント会社の日本法人への調査の依頼も決定しているようです。増税をし、増えた防衛費はこんなことに使われるのでしょうか?週明けから、ますます気分が悪くなってきました。

 

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