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運転手名と顔、非表示へ 「カスハラ」など予防

タクシー車内に掲示する「運転者証」のルールが変わり、氏名や顔写真が乗客からみえないようになります。乗客がスマホで撮影した運転者証をSNSに投稿するなど、顧客から従業員への迷惑行為「カスタマーハラスメント」につながる懸念が強まったためです。

改正後は乗客から見える部分には個人にひも付いた「登録番号」とタクシー事業者名のみを記し、顔写真や氏名は乗客から見えない裏面に記載し監査などで必要な場合は提示できるようにするとのこと。国土交通省は今夏にも省令改正に踏み切り、ドライバーのストレス軽減につなげたいようです。

運転者証の掲示義務付けは、戦後の行動成長期に、限られた時間で多くの乗客を乗せようと猛スピードで走る「神風タクシー」を取り締まるために始まったと記事にあり、これは知りませんでした。ちょっと昭和感満開のエピソードです(笑)。
今では事情は一変。タクシー各社は研修に力を入れ、それよりもカスハラ対策の方に乗り出したというわけです。

もちろん、今回のタクシー業界の省令改正はいいことだとおもいます。小売りや飲食などのお店のネームプレートもなくなっていく、あるいはニックネームになっていくのかもしれません。

 

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