時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

ドルトムント4-2(5-4)アトレティコ・マドリード 2024_4_16 #21-87

欧州チャンピオンズリーグ・準々決勝2ndレグ、ドルトムントアトレティコ・マドリードの試合は壮絶な打ち合いとなりました。

ホームの1stレグを勝ったものの、1点差に迫られたアトレティコ

対して、終始押されまくり2点リードを許したものの、何とか1点返したドルトムント

2ndレグの試合の入りはどうかと注目して見ていましたが、ドルトムントが別チームのように生き生きしていました。ホームで戦えるアドバンテージもあるでしょうが、相当修正をかけてきたようです。特に、1stレグで流れを変えたブラントを左インサイドHで先発させ、前半からゴールの匂いがしまくっていました。

前半34分に、フンメルスからのアウトサイドパスを抜け出たブラントが決め、トータルで2-2に追いつきます。そしてわずか5分後に、DFのマートセンが決め、ついに逆転します。

しかし、これで終わらない巧者アトレティコ

後半頭から、5バックの両サイドと、2トップの一角のモラタの3人替えを敢行しました。元気がなかった前半がウソのように後半は躍動し、後半立ち上がり4分にフンメルスのOGを誘いトータル3-3に追いつき、後半19分にはモラタと替わったアンヘル・コレアが勝ち越しゴール!この勢いならそのままアトレティコが押し切るのでは…と思いましたが、今日のドルトムントは違いました。

後半26分に、1トップのフュルクルクが値千金の同点ゴールをヘッドで決めると、もうホームのドルトムントペース。3分後にザビッツァーが逆転ゴールを決め、さすがのアトレティコ心が折れる2失点。AT4分も選手交代などをうまく使って凌ぎ切ったドルトムントが、2試合トータル5-4で勝利しました。

アトレティコは、セルティックフェイエノールトなど日本人選手所属のチームとGLが同組だったので、よく試合を見てきましたが、ここで終戦とは少し寂しいです。頼みのグリーズマンがボールを触る回数が少なく、堅守の5バックが4失点、辛い結果となりました。

対するドルトムントは、昨シーズンのベリンガムのような傑出したワールドクラスはいないものの、質実剛健なドイツらしいチームで、思わず応援したくなります。CBのフンメルスとシュローターベック、中盤のエムレ・ジャン、1トップのフュルクルクなどの、ドイツ代表でお馴染みの面々が主力を張ります。準決勝のパリSG戦も一発やってくれるはずです。