欧州チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ、アトレティコ・マドリードとドルトムントの一戦は、アトレティコが2-1でドルトムントに先勝しました。
もうひとつのパリSGとバルサも注目でしたが、夏にドルトムントが大阪に来そうなので、予習も兼ねてこっちを見ました。予選リーグからアトレティコもよく見ていたので、選手の特徴もだいたい分かって、4時起きでも全く眠くならない、好ゲームを見ることができました。
前半は完全にホームのアトレティコがゲームを支配しました。
プレスががっちりハマり、ドルトムントは前にボールが運べません。こういう時に起きるのが、自陣でのパスミス。前半早々の4分に、GKからの縦パスを処理し損ない、デパウルが決めアトレティコが難なく先制。
ドルトムントは、サイドのサンチョとアディエミを頻繁に右左逆にし、展開を図りますが功を奏さず。前半30分ごろようやくアトレティコのゴール前に侵入し、CKをやっとこさ獲得する始末で、相当苦戦していました。
前半42分にまたも自陣での連係ミスで、サムエルリーノに決められ、2点差に。もう1stレグで勝敗決まっちゃう?という感じでした。
後半に入ってもドルトムントは苦しいまま。アトレティコは3点目をとれば、いくら次の2ndレグがアウェーだといっても、相当有利になります。
しかしサッカーはここからがおもしろい!ドルトムントのひとりの交代選手が徐々に流れを変えていきます。
それはドルトムントのユリアン・ブラント。後半頭からエンメチャに代わってトップ下に入るのですが、もうポジションがあってないようなもの。左サイドで裏抜けを狙ったと思ったら、すぐバックラインまで引いてきてボールを捌きに来たりと、まさしく縦横無尽。
それでもアトレティコが優勢でしたが、前半よりはチャンスがつくれ出しました。
そして、後半36分。そのブラントからのパスを、これまた交代選手のアレがしっかり決め、1点差に。勢いにのって同点、とまではいきませんでしたが、まだまだ分からんぞと思わせてくれる敗戦でした。19歳のギッテンスのドリブルも次が楽しみに。
対するアトレティコですが、勝つには勝ちましたが、イマイチすっきりしないゲームになりました。もう3-0,4-1とかで勝ってもおかしくない内容でしたが、トドメを差し切れませんでした。
来週の2ndレグが俄然楽しみになってきました!