欧州チャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグ。こちらも壮絶な試合になりました。
インテルの先勝で迎えた第2戦は120分間で決着がつかず、PK戦の末、アトレティコ・マドリードがベスト8進出しました。
昨日PKにもつれ込んだアーセナルvsポルトと同じく、2ndレグをホームで戦うチームが0-1と1点ビハインドで臨む構図でした。
アーセナルは1-1と追いつき、PK戦突入となりましたが、この試合はインテルが先制します。前半33分に、うまいポストプレーから左に展開。バレラからの折り返しに、MFのディマルコが押し込み、2試合合計2点のリードを得ました。
アウェーとはいえ、インテルはセリエAで断トツ首位を走る、好調なチーム。3バックにチャルハノールが下りてきて4バックにもなるなど変幻自在。2トップは足元に強いテュラムと決定力のあるラウタロがいます。
これはかなりのアドバンテージだなと思った矢先、インテル先制からわずか2分後に、ゴール前の混戦からグリーズマンがすぐに取返し、1点差に。これで試合が分からなくなりました。
後半に入ると、1点を追いかけるアトレティコが、ホームの大歓声を背に攻勢。インテルは、GKゾマーの好セーブで耐えつつ、カウンターを狙っていました。
後半30分、インテルにビッグチャンス到来。相手CKをクリアし、ラウタロが絶妙のスルーパス。教科書通りのカウンターでしたが、テュラムがシュートミス。アトレティコは救われました。
そして後半42分。ビシバシ途中交代をし、押せ押せだったアトレティコが、途中出場のメンフィス・デパイのゴールで、2試合合計2-2の同点に!
こうなると、ホームで、しかも追いついたアトレティコの方にわずかに分がありました。インテルはよく耐えて、PK戦まで行きましたが、アトレティコのGKオブラクが3つも止められ、万事休す。
昨日のポルト同様、インテルもここで消えるには惜しすぎるチームでした。
直近5大会で2度のCLベストを誇るアトレティコ・マドリードがベスト8進出となりました。