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神戸中央市民病院「断らない救急」全国10連覇

今年になって気に入って読んでいる作家さんに、夏川草介さんがいます。

夏川さんは信州で地域医療に従事している現役のお医者さんでありながら、『神様のカルテ』で2010年本屋大賞2位、今年も『スピノザの診察室』で4位と、今売れっ子の作家さんのひとりで、大谷翔平に負けず劣らずの「二刀流」です。

その両方に出てくるのが、24時間365日患者さんを受け入れている地域病院です。神様のカルテでは信州・松本の「本庄病院」、スピノザでは京都の「原田病院」(2つとも架空)が出てきて、奮闘するお医者さんの姿が描かれています。

この記事の神戸市立医療センター中央市民病院もまさに同じ。重篤患者を受け入れる3次救急に加え、重軽症患者の1次、2次にも対応する。患者を選別せずに受け入れて初期治療を施し、トリアージを経て各診療科につなぐ「ER型救急医療」を導入。厚生労働省による救命救急センターの2023年評価で1位を獲得。同病院は、日本医科大付属病院(東京都)など関東の3病院とともに満点の100点を獲得しましたが、1位は2014年から続いており、10年連続1位を守っているすごい病院です。

きっとこの病院にも、栗原一止や雄町哲郎のようなお医者さんがいるのでしょう。本当に頭が下がります。

 

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