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海に解けるバイオプラ量産化 神戸大が初の技術

神戸大などの研究チームは10日、丈夫でありながらしなやかで加工しやすく、海水で分解されやすい新たなバイオプラスチックの開発と量産化に世界で初めて成功した、と米科学誌に発表しました。

新素材は「次世代型ポリ乳酸」と呼ばれる原料から生成され、「水素細菌」と呼ばれる微生物の遺伝子をゲノム編集することで作り出しました。しなやかさと海で分解されやすい性質を兼ね備える上、大量生産も可能に。ポリ袋としての強度は十分あるようです。

これだけでも画期的な発明だと思いますが、このチームのもうひとつすごいのは、「今回は木や草を水素細菌に与えて次世代型ポリ乳酸を作り出したが、二酸化炭素を原料にした開発にも取り組んでいる」とのこと。CO2から作りだせば、資源量にもとらわれないと。

楽しみな技術が世に出そうです。

 

www.kobe-np.co.jp