欧州チャンピオンズリーグ・ラウンド16、アーセナルとポルトの試合は2ndレグは壮絶な試合となりました。
2/21の1stレグ90分は前半みたいなもの。ポルトはホームで1-0でアーセナルを下し、前半終了。後半は、アーセナルのホームでの試合となりました。
先発メンバーは、アーセナルがマルティネッリに代えてジョルジーニョを、ポルトは同じメンバーで勝負の「後半」に臨みました。
1stレグと変わらず、集中力が研ぎ澄まされていて、両チームがバチバチやりあう展開。
早く追いつきたいアーセナルが、前半41分にトロサールが決め、同点に。ただ、このあたりはポルトも覚悟していたというか、想定していたと思います。
41歳のフィールドプレーヤーとして初めてCL出場となったペペ主将を中心に、アーセナルと互角以上に戦いました。都会の洗練された感じのするアーセナルに対し、ブラジルチックなポルト。エバニウソン、ガレーノ、ぺぺー、ウェンデルなどブラジル選手がずらり。ペペもポルトガル代表ですがブラジルからの帰化選手です。相手に囲まれても、全く焦らずかわしにかかるテクニック。うまくて、はやくて、ズルい。両チームのコントラストが抜群な対比を見せていました。
延長もちらつき始めた後半38分に、アーセナルはGジェズスを投入。これが両チーム通じて初の選手交替。そこからゴールを脅かすシーンをアーセナルがつくり始めます。
すぐ後半41分にポルトも選手交替。アジア杯の日本戦を欠場したタレミなど、ポルトも手を打ちます。今季すでに21ゴールをあげているエバニウソンに仕事をさせず、代わって入ったタレミも効果的な働きができず。ポルトに疲れも見えてきます。しかし、延長に入ってからも何とか守り切り、2試合合計1-1でタイムアップ、15-16シーズンのマドリード同士の決勝以来、久しぶりのPK戦となりました。
こうなると、グループステージ1位通過のアドバンテージがアーセナルにはあります。ホームの大声援の助けもあり、GKのラヤが2本のシュートストップ。対するアーセナルは4人が全て決め、アーセナルがベスト8進出となりました。
しかし、ポルトの健闘は素晴らしかったです。ここで消えるのは本当に惜しい…。
これぞ世界最高峰というゲームを2試合連続見せてもらいました。