欧州チャンピオンズリーグ第4節。グループBのアーセナルとセビージャの一戦は、ホームのアーセナルが2-0でセビージャを下しました。
2週間前は、アウェーのアーセナルに2点先行されたものの、セビージャが1点を返す反発力を見せ、結局負けはしたものの、次節への期待を持たせる戦いぶりでした。監督もディエゴ・アロンソ監督に替わったばかりでしたし。
しかし今日の試合、セビージャにいいところはほとんどありませんでした。GKから何からガラッとメンバーを替え、セルヒオ・ラモスもヘスス・ナバスも不在。ほとんど自陣で守らされ、シュートも試合終了間際に放った1発のみ。アーセナルとの力の差というよりも、セビージャ自体がうまくいっていない印象を受けました。
対するアーセナルは、選手層が厚く充実した布陣。前節大活躍のGジェズスもウーデゴールもお休み。この日活躍したのは、久々に先発したトロサールでした。
一応ポジションはCFですが、あっちに動きこっちに動きと変幻自在。前半29分にはしっかりゴールも決め、役割を十二分に果たしました。
冨安健洋も前節に続き先発出場。安定したプレーを見せていたのに、前半でジンチェンコに交替。何か戦術的な意図があるのか、冨安自体に問題があったとは思えないけど…と思っていたら、少し足に違和感があったようで、無理はさせなかったようです。
ケガは心配ですが、不調で交替というわけではないようなので、それはホッとしました。
グループステージ残り2試合ですが、続々と決勝トーナメント進出チームが決まっています。アーセナルも可能性がありましたが、PSVが勝ったため、次節以降に持ち越しとなりました。しかし、今の充実度から考えると、アーセナルの突破は間違いなさそうです。対するセビージャはグループ最下位に後退。残りの2試合でPSVとランスとの直接対決に勝って、自力で引きずりおろすしかありません。
