時事マラソン

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クリスタルパレス1-1ブライトン 2023_12_21 #77

イングランド・プレミアリーグ第18節、15位のクリスタルパレスと9位のブライトンの一戦は1-1のドロー決着となりました。

両チームの力が拮抗した好ゲームになりました。

リーグの順位も戦力的にもブライトンがやや上です。リーグでは中位にいますが、欧州の大会(EL)では好調をキープ。前節は、首位をひた走るアーセナルに2-0といいところなく敗れましたが、さすがにアーセナルほどの強度はないクリスタルパレス相手に、今日はかなりボールを動かせていました。ボール支配率も65%と圧倒。

特にグロスがトップ下に入り、気の利いたポジショニングをするおかげで、ダンクやギルモア、イゴールらがパスを出しやすくなり、三笘薫が前を向けるようなパスも供給してくれます。本当は、グロスみたいな選手が守備にももう一人いてくれるといいんですが…。後半のメンバー変更で、グロスはDFラインに下がってしまい、チャンスはあまり作れなくなりました。

相手の強度が前節より弱まったのは、クリスタルパレスも同じ。

前節の相手はリーグ三連覇中のシティが相手で、2点先制されながら2点追いつきドローに持ち込み、強敵相手にアウェーで勝ち点1をもぎ取る健闘ぶりを見せました。

おそらくパレスの選手も「シティよりはちょっとマシかも」と思っていたかも。前線のマテタやアユー、オリーセらが、結構前を向いて仕掛けれていました。シティ相手ではなかなか前を向かせてもらえなかったはず。

試合は、前半終了間際に、GKのフェルブルッフェンが処理を誤りボールを繋がれ、ヒンシェルウッドの戻りもわずかに遅く、アユーにヘッドを決められ、ブライトンは先制を許す苦しい展開。

後半37分に、交替出場のウェルベックがさすがのヘッドを、ゴールの隅ギリギリに流し込み同点に。そのままタイムアップとなりました。

12月はすでに6試合消化と、厳しい強行日程だったブライトンは、ここでようやく6日間インターバルが空きます。しかし、今年最後の試合は強敵トッテナムが相手となります。