時事マラソン

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ドイツ1-4日本 2023_09_9 #45

ドイツに招かれる形で実現した、アウェーでの親善試合。日本代表は見事4-1と勝利。昨年のカタールW杯での「取りこぼし」を払しょくしたいドイツを返り討ちにしました。

ヨーロッパのチームとなかなかマッチメイクできない昨今では、貴重なドイツ戦。しかも、ドイツはW杯後の親善試合で結果が出ず、来年は自国開催の欧州選手権も控えているということで、フリック監督のクビもかかっているとか。チームとしても様々な批判がされている中で、そんな追い込まれたガチのドイツとやれるのは、最高の機会で楽しみに早起きしてライブで見ました。

早起きの価値が十二分にあった試合で、日本のいいところばかりが出た試合でした。

W杯後の3月シリーズ、6月シリーズ、そして今回ということで、確実にステップアップしている印象を受けました。

前半は4バックにして、広いピッチの横幅を守り、中は冨安と板倉のCBで受け渡ししながら守り、1失点は喫したものの、1-2とリードして折り返し。

後半は、谷口を入れて真ん中を3枚で固めて、守備の時は両サイドが下りてくる、おなじみの5バックでの守り。その分、前が少なくなるので、前半よりは自陣に侵入されるシーンが多かったですが、後ろをがっちり固めているので、後半は無失点で。

しかし、がちがちに引いて守るわけではなく、抜け目なくゴールも狙っていて、終盤には相手のミスもついて見事な2ゴール。ほぼ完ぺきな試合運びでした。

GKの大迫からトップの上田、交替選手まで含めて、ひとりひとり挙げたらキリがないくらい、全員のパフォーマンスが素晴らしかったです。

まあ、そういう選手を選んでいると言われればそれまでですが、ヨーロッパなどの所属リーグで試合に出ていて、かつ調子のいい選手がばかり。しかも、Jリーグ勢を除けば、移動が少ないドイツ開催。

さらには、試合が週末開催になり、次のトルコ戦とは間隔がありませんが、合流してからみんなで調整する時間がいつもよりとれた、など、いい結果が出る条件も整っていたと思います。

中でもひとり挙げるなら、やっぱり冨安健洋です。常に危ないところには顔を出し、体も張れる。足も速い。さらには、前線へのフィードも的確で、何か余裕すら感じました。これが、プレミア2位のアーセナルで試合に出ている自信なのでしょう。板倉とふたりで、楽しんでやってるようにも見えました。

まだまだ先ですが、次のW杯が本当に楽しみです。

これから、さらに日本と試合をしたいという国が出てきてほしいと思います。できれば、フランスやブラジル、アルゼンチンあたりとやったらどれくらいできるのかを見てみたいです。