欧州チャンピオンズ・リーグ第5節、アーセナルとRCランスの一戦は、ホームのアーセナルが6-0と完勝、グループBの首位通過を決めました。
アーセナルは引き分け以上で突破決定、勝てば首位通過。対するランスは負ければ一次リーグ敗退が決まるという、両チームにとって重要なゲームでしたが、思わぬ大差がつきました。
先月の対戦では、ランスが2-1でアーセナルを下しており、ランスは現在フランス・リーグアンで6位ですが、直近5試合は3勝1分1敗と調子を上げてきました。
しかし、前半早々13分にハバーツが先制ゴールを許す苦しい展開。ハバーツは、先日のブレントフォード戦で途中交代から決勝ゴールを決めており、これで2試合連続ゴール。この1プレー前に、冨安健洋のクロスから惜しいヘッドがあり、それを見て何か今日もやりそうな雰囲気がありました。
先制ゴールからは、完全にアーセナルのペース。何と前半で5ゴール。ランス自慢の3CBもなすすべありませんでした。
アーセナルがすごいのは、この5得点の選手がすべて違うところです。
ハバーツ、ジェズス、サカ、マルティネッリ、そしてウーデゴールと、攻撃的なポジションの5選手みんながゴールを決めました。後半のPKはジョルジーニョが決めたので、6得点すべてが異なる選手になりました。
エースFWはジェズスで間違いありませんが、彼ひとりに頼らず、どこからでも点が取れるのがアーセナルの強みのひとつです。
そして、われらがトミーも大活躍でした。今日は右SBで先発し、右FWのサカを追い越してからのクロスもいつもより見られました。
4点目のマルティネッリへのクリアっぽいロングパスで1アシスト、そして長躯オーバーラップからのクロスをウーデゴールに配給し1アシスト、合計2アシストを記録。点差が開いたこともあり、前半でお役御免となりました。
これでRCランスは、健闘むなしく1次リーグ敗退が決定。
アーセナルは、今日の戦いぶりをみると、CLでの久々の躍進が期待できそうです。タケ久保のソシエダ、鎌田大地のラツィオ、そして冨安健洋のアーセナルが1次リーグ突破となります。