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株価5万円台へ経営者は「夢」語れ

日経でおなじみのイェスパー・コールさんのコラム。なかなか刺激的な表題です。

私は紳士でありたいと思いながら、日本の将来に関しては夢を見ることを恐れず、日経平均は2025年末までに55,000円まで上昇するとコールさんは語ります。2030年でも2035年でもなく、来年2025年末までにです。

その理由を2つ挙げています。1つは、1株当たりの純利益(EPS)。1995年から2022年の間、TOPIXのEPSが11倍に増えました。アメリカのS&P500種が6倍だったことと比べると、日本企業のCEOはウォール街のスーパースターCEOを価値創造で上回ったとあります。

もうひとつは、米大手運用会社GMOの指数。株価・売上高・利益・簿価を組み合わせ、時々の評価を除外した、過去10年の総リターンの指標が、日本が13%、欧州が6%、アメリカが4%だったそうです。これこそ、日本株に強気である理由だとコールさんは言います。

あとは、日本のCEOがイーロン・マスク氏らのように、将来の改革と成長に向けた戦略をアグレッシブに語れるかどうかだと。国内外の投資家はそんな刺激を待っているとのことです。

 

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