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日経平均3万円回復、海外勢の逃避先に 世界不安で安定評価

17日の東京株式市場では、日経平均株価が1年8カ月ぶりに3万円台を回復しました。

2022年末比では15%高と米欧の主要指数の伸びを上回ります。アメリカの銀行不安や信用収縮リスクがくすぶるなか、海外投資家は逃避先として日本の安定性を再評価。割安さが薄れるなか、株高の持続力が試される、と記事にはあります。

海外勢が日本株を再評価する背景として、3つの安定を挙げています。ひとつは「金融緩和の継続と脱デフレ期待」、ふたつめが「円130円台で安定」、3つめが「訪日需要の回復」。あとは、著名投資家のウォーレン・バフェットさんが来に七日本株への追加投資を表明したことも、海外勢が日本株への関心を高めたことに一役も二役も買いました。

個人的には、日経平均3万円台は通過点で、もう少し上がっていくと見ています。なぜなら「日本企業には伸びしろがあるから」です。伸びしろがあるというと何だかポジティブに感じますが、逆で「できていないことだらけ」だからです(笑)。給料は全然上がらないし、生産性は低いし、ジェンダーのバランスは悪いままだし、できていないことだらけです。ただ、ようやく手を付けようとしている企業が出始めています。特に人材獲得による人件費アップは、ますます強烈になり、生き残れない企業も出てくると思います。そういった新陳代謝も含めて、期待はできると思っています。

 

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