欧州チャンピオンズリーグ、ラウンド16の2ndレグ。
久保建英所属のレアル・ソシエダは、パリSGとの一戦に1-2で敗れ、今シーズンのCLでの戦いは終焉しました。
初戦のアウェーは2-0で完敗。この日のホームも、後半44分にミケル・メリーノの意地のゴールがあったものの、それまでにエンバペに2ゴールを許し、終始押され気味。欧州のトップチームとの力の差を見せつけられました。
3日前のセビージャ戦とは打って変わって、この大一番はタケ久保を筆頭に、オヤルサバルやトラオレ、ブライス・メンデスなど主力組が名を連ねました。
しかし、パリの前からの圧力がすごかった。しゃにむに前から追いかけ倒してボールを奪いに来るのではなく、じわーっとハメに来る感じ。もちろん、取りに来るところはがっときます。パリの重厚な圧力を前にして、最初はソシエダも何とかボールを前に運ぼうとしていましたが、だんだんパリの網に引っかかるようになり、バックパスも増えてきました。チャンスらしいチャンスは、右サイドでタケが前を向きかけた時くらい。それも、CFのオヤルサバルにはがっちりマークがついており、コースが寸断。シュートチャンスもほとんどなしでした。
パリは、やっぱりエンバペがうまい…。スピードもあるし、決定力もあるけど、トラップがとにかくうまい…。まあピタピタ足元に止まります。そこからターンの切り返しも異常に速い。こんな選手でもサボり気味ならそれほど怖くはないんですが、結構ちゃんとサッカーしている。これにも驚きでした。現時点では世界No.1選手のひとりでしょうね。
それにしても、ソシエダは頑張りました。
グループステージを望外の首位で通過し、ラウンド16はパリが相手とは運がありませんでした。CL圏内の4位以内を目指して、リーグ戦に集中です。