欧州チャンピオンズ・リーグ第6節、インテルとレアル・ソシエダの注目の一戦はスコアレスドローに終わりました。
ホームのインテルは勝てば首位通過、アウェーのソシエダは勝つか引き分けるかで首位通過が決まる試合。両チームとも決勝トーナメント進出は決めていますが、1位か2位かは大違い。2位だと、シティやレアル、アーセナル、バイエルンなど1位通過の強豪チームとの対戦は避けたいという思いがあります。
結果は、ソシエダが引き分けに持ち込み、見事な首位通過を決めました。
内容は厳しい試合でした。
左FWの主戦であるバレネチアが右足首捻挫で離脱。本来はCFのオヤルサバルを左で使いましたが、効果的な攻撃はほぼみられず。タケ久保のいる右サイドからのみの「片肺」の攻撃になってしまいました。
CFにはサディクを起用しましたが、ボールがなかなか収まらず。
おまけに、ブライス・メンデスも右腕の骨折…。タケ久保・Bメンデス・トラオレの三角形ができず、タケ久保の単発突破のみに終始。これではチャンスが作れません。
後半30分過ぎに、タケ久保の鋭い突破からペナルティエリアに侵入し、ファールをもらいPKか!と思ったものの、シミュレーションをとられ、PK取り消し&イエローカードに。
ここで並みの選手なら、がっくり来るか、審判にかみついて逆切れするかどちらかですが、「あはは、とられちゃった」と言わんばかりに笑って過ごしていたところが、タケ久保のすごいところです。
後半41分まで出場したタケ久保。念願のCL初ゴールはお預けとなりましたが、見事な初参戦のCL6試合でした。