キリンビールはアルコール度数8%以上の缶酎ハイについて販売の是非を検討する考えを示しました。
厚生労働省がいよいよ動き出しました。アルコールの有害な使用を低減するためにWHOも動いており、世界で適正な飲酒の対応が求められつつあり、厚労省は、2023年11月に素案を策定し、24年2/19に正式発表、WHOなど世界の動きに呼応した形になりました。
具体的には、1日あたりの摂取量で疾患別に発症リスクを例示し、たとえば女性の乳がんは1日あたり14グラム以上、男性の大腸がんや前立腺がんは20グラム以上でリスクが高まるとしています。
20グラム相当の純アルコール度数は、度数7%の350ml缶1本、日本酒1合などが目安になります。「えっ、たったそのくらいで?」と思った人も多いかもしれません。
8%以上の缶酎ハイは、度数の高い「ストロング系」とも言われ、価格も安く手軽に酔えるので人気を集めてきましたが、すでに大手4社の内、アサヒとサッポロはすでに新商品を発売しない方針を決めています。
今後、居酒屋の運営はもちろん、CMもたくさん出しているアルコール業界は難しくなっていくかもしれません。