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香港、メッシ選手の試合欠場に反発 政府補助金は無効に

サッカー米プロリーグMLSのマイアミが香港で行った試合が波紋を広げています。

興行の目玉だったアルゼンチン代表、メッシ選手が出場せず、怒った観客によるブーイングで会場が一時騒然となり、政府が公に主催者を批判する事態となりました。主催者は5日夜に謝罪し、政府による補助金の申請を撤回すると表明しました。

香港政府は経済振興のためイベント誘致に注力しており、日本円で約3億円を補助すると決めていました。スポーツ行政を統括する楊局長は「メッシ選手が危険や健康の問題がない限り、少なくとも45分は出場することが協賛の条件だった」と明かし、補助金の取り消しを示唆。一方、イベントの主催者側は、メッシ選手が欠場すると知らなかったとしつつ観客らに謝罪。政府への補助申請を取り下げると発表しました。

政府はそれでいいでしょうが、納得いかないのが観客です。試合前のアップには顔を出したものの、控えとしてベンチに座ったまま試合終了になると、スタジアムはブーイングや怒声で会場は騒然となりました。

ひとりのサッカーファンとして、香港の観客の気持ちはよく分かりますが、こういうリスクは想定しておく必要があります。コンサートなどでも当日の体調不良で中止になったりするケースがあります。その場合は、コンサート自体がなくなるので払い戻しになるでしょうが、それでもせっかく予定をしておいたのに…とは思うでしょう。サッカーは、怪我などの体調不良で出場しないケースは十分に考えられます。たとえ出場したとしても数分だけとか、ちんたら走っている姿だけを見せられて終わりとかも可能性ありです(笑)

昨年私は、スコットランドの名門チームであるセルティックガンバ大阪の試合を見に行きました。その頃、他にも海外から有名なチームが親善試合に来ていましたが、セルティックが一番「ちゃんとサッカーしてくれそう」だと思っていました。日本人選手が4人所属し、内3人は日本代表選手です。全員欠場はさすがにないだろう、ひとりでも生で見れればそれでいいわと思って行ったら、4人ともしっかり見れました。

マイアミは、明日7日、国立競技場でヴィッセル神戸と親善試合を行います。メッシ選手は出場するでしょうか…。

 

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