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広島サミットで一番心に残ったこと

今回広島で行われたG7サミット、3日間大きな事故もなく終わって本当に良かったです。

これまでサミットの日本開催は6回。東京開催が3回連続の後、九州・沖縄→北海道・洞爺湖→三重・伊勢志摩と続き、今回が7回目の広島サミットですが、いろんな意味で過去最高のサミットだったと思います。まず広島という場所が、今日にぴったりでした。

首相が岸田さんだったのも偶然でしょうがよかったです。岸田さんと言えば、外務大臣時代にオバマ米大統領を広島に来てもらう道筋をつけた立役者のひとり。ご本人も「核なき世界の実現」がライフワークであります。原爆を落とした国のトップが広島に来るのは相当ハードルが高いと思っていましたが、オバマさんという前例があればバイデンさんもそれは来る。普通に献花していたのを見て感慨深いものがありました。

今回のサミット、もちろんウクライナのゼレンスキー大統領の電撃来日はインパクト大でしたが、私が一番心に残ったのは原爆資料館での芳名録の記帳です。9人が文章にして残す。各国首脳それぞれに味のある内容でした。アメリカにはアメリカの、ドイツやフランスにも、もちろん日本にも様々な事情があります。黒か白かに分けれるほど今の世界は簡単ではないです。

原爆資料館の訪問がたった40分しかなかったとか、核廃絶に向けての具体的な道筋が見えないなど、物足りないところもありますが、世界の主要国の首脳がそろって平和への思いをそれぞれの言葉で文字にして残したことは、今後に向けての大きな成果になったと思います。

芳名録は一般公開とかはされるんでしょうか。もし見れるなら、ぜひ見に行きたいです!

 

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