第2次岸田改造内閣の布陣が昨日決まりました。女性閣僚は過去最多タイの5人。その中で、花形閣僚のひとつである外務大臣に上川陽子氏が就きました。上川氏は岸田派所属の70歳。3度も務めた法務大臣の印象が強いですが、米ハーバード大学院出身で、米上院議員の政策立案スタッフも務めた経験もあります。
女性の外相は田中真紀子氏、川口順子氏に続く3人目で、19年ぶりになります。動画か何かで評判を聞いたことがあるのですが、とても仕事ができるという印象です。
外交は、岸田首相も自ら「得意」と自負しており、首脳外交も積極的にやりながら、とはいえ外相の役割も大きいので、仕事ぶりがわかる上川氏は適任だったのでしょう。G7議長国としての任務は年内いっぱいまで続き、G7外相会合があり、ASEANとの特別首脳会議などの国際会議もあります。19日からは国連総会で各国首脳による一般討論演説が始まり、首脳外交を側面支援しながら、そこが新外相の外交デビューとなりそうです。
外相を経験して、女性初の首相に…と言いたいところですが、年齢が年齢なので、女性の登用をできるところから進めてもらい、女性活躍のすそ野を広げる活躍も期待されます。
