時事マラソン

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アーセナル0-3ブライトン 2023_05_14 #29

イングランド・プレミアリーグも押し迫ってきた第36節。アーセナルとブライトンの上位対決は3-0と下位でアウェーのブライトンの完勝という思わぬ結果になりました。

アーセナルで冨安が出場していれば...とは思うものの(スタンドで観戦している姿がワイプで映ってました)、それでも十分注目度の高いマッチアップで、ネットニュースなどをシャットアウトして、朝4:30に起きて見ました。

まずびっくりしたのが、三笘がいつもの左でなく右サイドで先発していたところです。私は初めて見ました。案の定というか、全然パスも回ってこず、たまーに前を向いても、本人はそうでもないかもしれませんが、しっくり来てる感じがしませんでした。

それだけが原因ではないでしょうが、序盤はホームのアーセナルの圧力がブライトンを圧倒していて、「繋ぎのブライトン」が明らかにやりにくそうにしていました。

そうこうしていると、前半の途中に三笘がいつもの左サイドにポジションチェンジ。そうしたら、いきなりアーセナル右CBのホワイトを置き去りにし、チャンスを演出。見ていたブライトンサポはみんな「ほら、言わんこっちゃない」と思ったことでしょう(笑)

後半に入っても、三笘は気持ちよさそうに慣れ親しんだサイドでプレーし、ホワイトを問題にせず。冨安との対峙を見たかったなと思いました。ホワイトは「ミトマ被害者の会」に晴れて名を連ねそうです。

後半6分に、三笘のチャンスメイクから、エンシソが押し込み先制。

ここからのブライトンの選手起用が見事でした。

ボランチのギルモアを下げて、マカリステルを1つ下げて、ウェルベックがトップ下に。前半から体を張りまくっていたファーガソンに代えて、同じく10代のブオナノッテを入れ、フレッシュさを回復。これまた前半から追いかけまくっていたエンシソを下げ、駆け引きに長けているウンダブを入れ、2点目を決めました。

対するアーセナルは、1点ビハインドから、選手交替をしたものの、ジャカやジョルジーニョ、Gジェズス、ウーデゴールなど、怖そうな選手をみんな下げてしまい、出力が下がった感じがしました。

今、NHK大河ドラマ「どうする家康」が放映中ですが、武田信玄が「勝者はまず勝ちて、しかる後に戦いを求め」と言っていますが、デゼルビ監督は信玄、アルテタ監督は家康、のように映りました。

アーセナルは、3位との勝ち点差が開いており、来季のCL出場は当確ですが、リーグ優勝はかなり厳しくなりました。

対するブライトンは、前節のエヴァートン戦での大敗を払しょくし、貴重なアウェーでの勝ち点3で、トッテナムをかわし再び6位に浮上しました。ニューカッスルやシティとの対戦も残しており、痺れる試合が最後まで続きます。