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首相、米欧訪問に出発へ 安保・G7巡り首脳会談

岸田首相は9日未明、米英など5カ国を訪問するため政府専用機羽田空港を出発しました。今日はさっそくフランスのマクロン大統領と、10日はイタリアのメローニ首相、11日は英国のスナク首相、欧州を離れ、12日はカナダのトルドー首相、そしてラストはアメリカのバイデン大統領と、G7首脳と相次いで会談します。


ロシアによるウクライナ侵攻や中国の動向を見据え、国際秩序維持への結束を要請。米首都ワシントンを就任後初めて訪れ、バイデン大統領と安全保障連携の強化を図りますが、メインのトピックスは何といっても5月のG7首脳会議(広島サミット)成功に向けた協力を呼びかけです。岸田首相のお膝元である広島でのサミットは、並々ならぬ意欲が見えます。ライフワークでもある「核兵器のない世界の実現」にも道筋をつけ、自身の支持率アップにもつなげたいとも思っているでしょう。

 

個人的には、5月のサミットにぜひウクライナのゼレンスキー大統領を招待してほしいと思っています。昨年のインドネシア・バリ島でのG20サミットには行けませんでしたが、ロシアもいる中での参加はさすがに難しかったですが、G7なら反対する国はないはず。ウクライナへの岸田首相の訪問も依頼されているようですから、話は進んでいくかもしれません。各国の「支援疲れ」が懸念される中、G7議長国の日本がウクライナの役に立つ機会でもあります。

 

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