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麻生氏訪韓、尹氏と会談調整 徴用工解決策探る

日経新聞の記事は見逃しそうなくらい小さかったですが、神戸新聞には2面にしっかり掲載されていました。


自民党の麻生副総裁が今日から3日までの日程で韓国を訪問する方向となったことが1日、複数の政府、与党関係者が明らかにしました。


日韓間の懸案となっている元徴用工問題の解決策を探るとともに、多数の死者が出たソウルの雑踏事故に弔意を示せる、とてもいい外交だなと思います。先月29日夜に麻生氏と岸田首相がふたりで会食をしており、間違いなく訪韓が話題になったでしょう。尹大統領との会談を調整しているとみられ、党重鎮の麻生氏が訪韓し、政府間の懸案解決に向けた役割を担うのは極めて異例と記事にはあります。


韓国とも関係は元徴用工問題でかなり冷え込んでいますが、対北朝鮮だけでなく、対中国関係でも、連携を取っておきたい国です。日本も韓国も米軍に支えられており、日米韓でできることは非常に多いです。歴史問題もあり、韓国世論の動向もあり、一筋縄ではいかない国ではありますが、そうも言っていられません。


岸田首相は、いわゆる日本にとってはラスボスなので、おいそれとは韓国に行けない。しかし、中途半端な人が行ってもたいして効果がない。元首相で自民党の副総裁の麻生さんはぴったりです。超党派の国会議員や財界人らでつくる日韓協力委員会の会長も務めているということですから、申し分ないです。


韓国との距離を少し縮めるきっかけをつくって帰ってきてほしいなと思います。

 

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