時事マラソン

世の中の動きに対するアンテナを高く保つ

韓国の与野党、日韓首脳会談をめぐり応酬

日韓首脳会談が昨日無事に終わりました。徴用工問題の解決をはじめ、様々な懸案事項はまさにこれから詰めていくのでしょうが、まずは関係改善に向けてスタートラインに立ててよかったです。

例の夕食会ですが、1軒目でビールや日本酒を飲みながらすき焼きや稲庭うどんを注文し、2軒目ではオムライスやハヤシライス、とんかつなどを食べたとのこと。国のトップは胃袋も強くないと務まらないようです(笑)。

これからですが、わが国よりも韓国の方が心配になります。尹大統領が日韓関係の修復に向けて「支持率を下げてでも...」と骨を折っていることは伝わってきます。与党「国民の力」は、16日の論評で「遠くの親戚より近くの他人」と、日本の重要性をこう表現しました。会談当日朝もミサイル発射をした北朝鮮を引き合いに出し、めったに会えない親戚(北朝鮮)より近くにいる隣人(日本)の方が頼りにし、安全保障協力の強化を訴えているようです。

一方、野党「共に民主党」は尹氏が岸田首相と夕食を共にする洋食店にまで批判の矛先を向け、反日世論をあおっています。同党報道官は15日の記者会見で、洋食店の創業年である1895年は朝鮮王朝の王妃だった明成皇后(閔妃)が日本人に暗殺された年だと指摘、「外交儀典は一つ一つがメッセージで、惨憺たる外交惨事だ」と非難しました。しかし、よく調べているなと、感心しました。韓国と日本の歴史は暗い時代が長かったですから、何かと紐づけようと思ったら、何とでもできそうです。

すべてはここからです。あんまり急ぎ過ぎずに、一歩一歩修復していってほしいです。

 

www.nikkei.com