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日韓、なぜ歩み寄り?3年ぶり首脳会談

 岸田首相は13日、訪問先のカンボジアの首都プノンペンで韓国の尹錫悦大統領との首脳会談に臨みました。日韓首脳の正式な対面での会談は2019年12月以来およそ3年ぶりになります。


お題にもある通り、日韓はなぜ歩み寄ったのかですが、北朝鮮の相次ぐ挑発や中国の習主席は台湾統一の意欲が強く、ロシアとも接近しており、北朝鮮、中国、ロシアに対抗するには米国を含めた3カ国での連携が欠かせません。安保環境の著しい変化を前に関係改善を棚上げしている場合ではなくなりました。「のどに刺さった骨」のような元徴用工の問題も解決に向けて動いていきそうです。


韓国はご近所さんですから、仲が悪いよりいい方がいいに決まっています。なんですが、両者が握手をしている写真。尹大統領の笑顔の隣で、岸田首相はえらく仏頂面です。日本国内にいる嫌韓な保守派の人たちに「韓国に対しては厳しく当たれ」と言われているんでしょうか。交渉事は是々非々でもちろんやる、相手によっては「非」が多くなっても、外交ですから致し方ないですが、それにしても握手の写真くらいはもう少しニコッとしていてもいいんじゃないでしょうか。なんか、余裕がないというか、寛容さがないというか、小さい印象を受けました。

 

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