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バイデン大統領、ウクライナのキーウを電撃訪問、侵攻後初

ロシアのウクライナ侵攻から1年を前にして、アメリカのバイデン大統領がウクライナの首都キーウを予告なしに電撃訪問し、同国のゼレンスキー大統領と会談しました。

「世界各国が連合を組む」と支援継続に向けた国際社会の結束を強調。バイデン氏のウクライナ訪問は2022年2月のロシアによる侵攻開始以降、初となります。


バイデン氏はウクライナに新たに5億ドル(約670億円)規模の軍事支援を実施すると表明。5億ドルの軍事支援には対戦車ミサイル榴弾砲などが含まれます。対ロシア制裁を強化する考えも示しました。

バイデン氏がポーランドに訪問することは公になっていたものの、ウクライナに訪問することは噂までとされていました。電撃訪問の計画は数カ月前から秘密裏に策定が始まり、政権内のごく一握りの関係者しか知らされていなかったようで、ポーランドからは列車で10時間もかけて移動。キーウの滞在は5時間程度で、その後はポーランドに戻ったようです。

ロシアにも事前通告していたことも明らかになりました。こういったことをロシアも喋ったりはしないんですね。最低限の外交的儀礼はロシアも守るようです。

米軍が駐留していない戦地への大統領訪問は前例がなく、バイデン氏自身が決断したようで、ロシアによる侵攻が長期化し、各国に支援疲れが見える中、絶妙のタイミングでの「真打ち登場」となりました。ゼレンスキー大統領はじめ、ウクライナにとっても勇気づけられる訪問となりました。

同じ行くのなら、岸田首相はバイデン大統領の前に行っておきたかったです。これでG7でキーウに訪問していない首脳は日本のみとなりました。

 

www.nikkei.com